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「世代」の正体: なぜ日本人は世代論が好きなのか (河出ブックス)

「世代」の正体: なぜ日本人は世代論が好きなのか (河出ブックス)

「世代」の正体: なぜ日本人は世代論が好きなのか (河出ブックス)

作家
長山靖生
出版社
河出書房新社
発売日
2014-12-12
ISBN
9784309624785
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「世代」の正体: なぜ日本人は世代論が好きなのか (河出ブックス) / 感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

徳富蘇峰の模範青年の条件:①行状円満 ②真面目に勉強 ③自己広告(25頁)。現代は大正期には不安が優り、行動できない。背景には自由があると蘇峰は挙げた(27頁)。自由の不自由という逆説だ。大正期には高学歴化が図られたという(83頁)。大正期と平成期の奇妙な類似。シラケ:集団行動の熱気不足の幾分かは、人数の少なさに由来(162頁)。右肩上がりのインフレ社会(172頁)というが、現代は右肩下がりのスタグフレーションでその対応のまずさをみると不安で仕方ない。三高:高収入、高学歴、高身長(188頁)。

2015/04/02

まゆまゆ

団塊世代やゆとり世代など、何かと世代で括りたがる日本人。古くは明治時代の頃から続くものだった!? 既に大人たちが形成している社会に新しく若者が入ってきた時に、彼らを形容する言葉がいわゆる世代論であるが、結局は論じる自分達と彼らとの違いを意識して、自分最優先で生きていくためにどうするか、という括りに過ぎない。歴史を薄く確認できたのは良かったかな。

2015/02/16

kj54

「若者に見る日本近代史」といったところ。他の階層や、女性に対する言及や目配りは勿論あるが、主に大卒男性を対象にしている感じ。世代論や若者論を語りたがるのがその人たちだからだろうか。バランスが取れていて読みやすく、面白かったです。

2015/01/16

田中峰和

世代論誕生の歴史的経緯から語る本書は、明治以降の若者文化の変容を詳しく解説してくれる読み応えのある内容。タイトルに出てくる「正体」や「なぜ」はたいそうな印象を与えるが、中身にその意図は読み取れない。歴史的な産物に過ぎない世代論を仕掛けているのは、その時々のマスコミなのか、あるいはアカデミックなものなのか、興味は尽きない。世代論で最も象徴的なのは、団塊世代。すでに退職し隠居状態とはいえ、いまだにボリュームゾーンを形成し影響力は維持している。各時代が若者をカテゴライズしてきた歴史を読み取れる面白い読み物だ。

2015/03/03

太鼓

ちょっと軽いよね。このテーマはもっといい本作れると思うよ。

2015/02/27

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