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新書で名著をモノにする 平家物語 (光文社新書)

新書で名著をモノにする 平家物語 (光文社新書)

新書で名著をモノにする 平家物語 (光文社新書)

作家
長山靖生
出版社
光文社
発売日
2011-12-16
ISBN
9784334036584
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新書で名著をモノにする 平家物語 (光文社新書) / 感想・レビュー

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流之助

現代語訳の平家物語を読んだ後に読んだ。平家物語の前の時代、平治物語の中身に関することも捕捉されているので大変に分かりやすい。今の政治構造と比べて書いているところは、やや政権批判の臭いが強く感じたけれどやはり分かりやすい。平家物語の関連本や年表も収録されているので、これから平家物語を読む人、私同様読み終わった人に向けてかなりおすすめできる。平家物語をメタ読みするような解説もあるので、歴史が好きなら楽しめると思う。義経を冷静に語っているのも良かった。

2024/01/21

ジャム

視聴率最低の大河ドラマの平清盛の時代背景を理解するのにわかりやすい内容。平安末期から鎌倉時代、そして、戦国、明治時代の話題もあり、幅広い。なるべくしてなった平清盛天下と思いがけずなった頼朝時代。しかし、歴史は勝者が決める。諸行無常。

2012/08/09

YnariY

以下、自分用メモ ○祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。 おごれる人も久しからず、唯張るの夜の夢のごとし。 ○むなしさを説く言葉の裏で、「むなしいもの」の華やかな幻が 目に浮かぶ。このような印象は、冒頭だけではなくて、『平家物語』 前編にいえることだ。随所で「これはよくない」といっているのだが、 それは建て前であり、本当の魅力はそんな理屈のほうではなく、 「まちがっているけど華やか」なあり方のほうへ傾いている気はする。

2012/07/24

編集兼発行人

我国の著名な古典に関する平易な解説。物語の要所群を原文で手短に引きながら現代社会の様々な物事心象と照らし合わせ展開を追うという構成。出自と実力とにおける価値の転換(と其の繰返し)が既存階級と新興階級との絶え間ない戦闘を通じて激烈に進行する模様を眺めるにつけ変革の対象が他者ではあっても自分ではないこと今も昔も同じという諦念は誤謬や瑕疵に満ちた栄華への誘惑と紙一重であることを感受。先送りを改める文化の醸成を古来から現在に至るまで綿々と先送りし続けてきた結果が齎す将来的な顛末を予測する糸口として恰好の先行事例。

2014/10/23

宙庭隼人

図説やノートと照らし合わせながら読むと、平氏あたりの流れが掴みやすかったです。それぞれの平家物語内でのキャラクターとか逸話と一緒に楽しく読めました! 面白かったです!

2013/11/16

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