KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

鳥人王

鳥人王

鳥人王

作家
額賀澪
出版社
光文社
発売日
2024-02-21
ISBN
9784334102296
amazonで購入する Kindle版を購入する

鳥人王 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

starbro

額賀 澪は、新作中心に読んでいる作家です。アスリート芸人が主人公&棒高跳び競技の小説は初めてです。巴里五輪の前に読めて良かったです。優等生的な発言ではなく、アスリートの本音を聞きたい気がしますが、炎上必死なのかも知れません。 https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334102296

2024/03/26

みかん🍊

今回は棒高跳びのスポーツ小説、と言っても主人公は選手ではなくスポーツバラエティに出演する売れない芸人陸、イケメン大学生選手にストットをあてつつ陸がマスターズの日本新記録に挑戦する、日本では製造されていないポールの開発を大学の研究室で手がける碧と芸人として悩む陸の視点で描かれる棒高跳びの世界、あまりメジャーではない種目だが鳥人になれる棒高跳びの魅力が描かれたスポーツ小説はやっぱり清々しい。5m30cmの高さから見る景色はさぞ気持ちいいだろうけど、落ちるのは怖いだろうな。

2024/04/11

おしゃべりメガネ

額賀さんお得意の感動熱血アスリートモノで、本作は棒高跳にチャレンジ。毎回毎回、あらゆるスポーツをテーマに本当によく取材されてるなぁと。今回は売れない芸人「御子柴」とオリンピック候補「犬飼」の二人が主人公。他のアスリートモノに比べたら、若干静かめかなと感じてましたが、中盤からはいつも通りしっかりと熱さパワーアップで、ラストも定番にちゃんと涙しちゃいました。額賀さんのアスリートモノ、まっすぐなキモチで夢中になって読めるのが素晴らしいですよね。年齢とか境遇とか関係なく、何かに打ち込めるって、大切なコトですね。

2024/04/25

のぶ

額賀さんの書くスポーツ小説は爽やかでいい。主人公は御子柴陸。高校の同級生と漫才コンビを結成しプロに挑んだものの、未だ芽が出ず、芸人としては崖っぷち。子どもの頃から運動だけは得意。その運動能力を買われて素人がスポーツ競技に本格的に挑戦するバラエティTV番組にずっとレギュラー出演している。そんな陸に突きつけられた新企画は、棒高跳へ挑戦するというもの。陸上競技の中でメジャーとは思われない棒高跳という競技を取り上げて知らない事の知識を得られて面白かった。競技会の描写も楽しく、スポーツの素晴らしさを再認識した。

2024/03/27

ナミのママ

4メートルはキリン、5メートル82センチは信号機。今回のテーマは棒高跳び。キリンと信号機はを飛び越えるバーの高さだ。歩数を計算して走り、踏み切る、そして飛んだ瞬間に見える大きく豊かな空。でも棒高跳びに利用するポールは輸入品で約10万円もするという現実がある。コンビで芽が出ない芸人の御子柴陸、30歳。生育歴を騒がれる五輪代表候補大学生の犬飼優正。テレビのアスリートチャレンジ番組で会った2人はそれぞれの目標に向かってチャレンジする。芸人としてどう生きるか、大きく成長した陸にエールを送りたい。

2024/03/07

感想・レビューをもっと見る