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今夜は、鍋。:温かな食卓を囲む7つの物語 (新潮文庫 し 21-107)

今夜は、鍋。:温かな食卓を囲む7つの物語 (新潮文庫 し 21-107)

今夜は、鍋。:温かな食卓を囲む7つの物語 (新潮文庫 し 21-107)

作家
角田光代
青木祐子
清水朔
友井羊
額賀澪
織守きょうや
出版社
新潮社
発売日
2023-12-25
ISBN
9784101802770
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今夜は、鍋。:温かな食卓を囲む7つの物語 (新潮文庫 し 21-107) / 感想・レビュー

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いつでも母さん

”読む絶品鍋”とある。6人の作家陣の7つのアンソロジーを面白く読んだ。中でも清水朔『初鍋ジンクス』が好き。ちょっと怖い織守きょうや『やみ鍋』や、そういうできないなのねと思った額賀澪『できない君と牡蠣を食べる』も面白かった。ラストの角田さんの『鍋セット』には母親の気持ちが私伝わってきた。息子の一人暮らしを、後ろ髪を引かれる思いで帰路に着いたあの日を、あの頃を思い出し目頭が熱くなった。

2024/01/24

aoringo

冬と言えば鍋。でも寒い日にみんなでワイワイとは違って、この本に登場するお鍋は一癖二癖あるものばかり。学園物、ホラー、擬人化、普段読まないようなテイストの話が読めるのもアンソロジーの良さ。書き下ろしが多くてほとんど初めましての話だったのも嬉しかった。

2024/01/01

みかん🍊

今の季節にぴったりの鍋に纏わるアンソロジー、餃子鍋、火鍋、水炊き、牡蠣鍋、やみ鍋など様々な鍋が出てきてどれも美味しそう、好きな作家さんばかりなのでどれも良かったが、火鍋はちょっと後味が悪かった、唯一初読みの作家さんの初鍋ジンクスは最初は嫌な感じだったが読後感は良かった、最初と最後の角田さんの鍋はどちらもほっこり温まりました。

2024/02/13

よつば🍀

「合作、冬の餃子鍋/角田光代」「四人いるから火鍋にしましょう/青木祐子」「初鍋ジンクス/清水朔」「両想い鍋パーティー事件/友井羊」「できない君と牡蠣を食べる/額賀澪」「やみ鍋/織守きょうや」「鍋セット/角田光代」鍋をテーマにした7話収録の短編集。お鍋のような温かい物語だけではなく、ホラー、ミステリ、ファンタジーとジャンルは様々。「両想い鍋パーティー事件」では、まんまと騙され、「やみ鍋」はゾッとする。お気に入りは角田さんの二篇。ラストの話は母と娘の会話にリアリティを感じ自分の経験を思い出しちょっとウルウル。

2024/03/22

papapapapal

お鍋をテーマにした作品集。ファンタジー、苦め、ホラー、ほっこり系など、テイスト様々でバラエティ豊かな一冊。 アンソロジーの醍醐味と言えば新しい作家さんとの出会い。初読みはファンタジーの清水朔さん、ミステリの友井羊さん、ホラーの織守きょうやさん。3編とも読みやすく、印象に残る作品ばかり! 角田光代さんの『鍋セット』は何度読んでも良い…名作中の名作。

2024/02/26

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