KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

リアスの子 (光文社文庫 く 13-3)

リアスの子 (光文社文庫 く 13-3)

リアスの子 (光文社文庫 く 13-3)

作家
熊谷達也
出版社
光文社
発売日
2016-02-09
ISBN
9784334772352
amazonで購入する Kindle版を購入する

リアスの子 (光文社文庫 く 13-3) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

相田うえお

良かったです。★★★★★ 簡単に言えば、陸上部顧問の中学校教師が、転校してきた「問題児」を伊坂幸太郎先生流で言えば「答え児」にしていく話。(あっ本作品は女子。読んでない方はわかりませんよね。問題児の反対) これ、灰谷先生くらいリアルに学校の先生の気持ちに迫るものがあり教員の方には特にオススメ。3.11が近いんで熊谷先生が最近よく設定される東日本舞台の作品を手にしましたが、この作品あまりにもぐっときてしまい、嬉し(73×だ)=涙[男が涙なんてはっきり書きたくなかったんで式で誤魔化したつもり。]まじいいです

2016/03/06

ココ(coco)

☆☆☆★熊谷達也さん10冊目です。熊谷さんの自伝的小説3部作の最終巻で、中学校の教師になった和也のリアルな教師生活が描かれています。生徒とのふれあい、陸上部の顧問としての悩みや喜び等が等身大に描かれていて素晴らしかったです。おススメです。

2018/10/24

アメフトファン

本は著者の方の人生が表れていると思いますが、気仙沼で実際に教師をされていた著者の東北と子ども達への愛情が溢れている素晴らしい作品だと思います。著者が愛した東北の美しい町とそこでのびのびと育ち暮らしてきた全ての方々に日常が戻ることを祈っています。

2017/01/23

MOKIZAN

舞台となった気仙沼は12年程前、魚市場工事関連で5年間通った。20年前とあるから、さらに昔の設定か。私と同姓の方の多い、爽やかな町だった。ストーリー的にはご当所ならでは、といった場面はとくに感じられなかったけど、中学生の行動、感情の機微、ひた向きにならんとする教師像と当人のさ迷い、折々ぶれる思い、等が丁寧に描かれていると感じた。遠い昔のこの年頃が、自分にとっても多感な時期だったんだろうと思いたくなった。私的には続編読む価値有りです。

2016/07/29

masayuki

学校を舞台にした物語はたくさんあるけれど、ここまでリアルに描き出したものは知らない。学校の日常、生徒たちの様子、教師という仕事の悩みや喜びなど、ほぼ真実と言っていい。主人公の和也先生も、ちょっとかっこよすぎるところを差し引けば、こんな先生はきっといたはずだ。陸上部の指導ぶりや問題を抱える転入生への接し方は、生徒指導の教科書にしてもいいかもしれない。感動で胸が震える場面が、いくつもあった。文句なくいい先生だ。今年1年のベストワンに、2月にして早くも出会った気がする。

2016/02/18

感想・レビューをもっと見る