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ドゥルシネーアの休日 (光文社文庫 よ 19-4)

ドゥルシネーアの休日 (光文社文庫 よ 19-4)

ドゥルシネーアの休日 (光文社文庫 よ 19-4)

作家
詠坂雄二
出版社
光文社
発売日
2016-03-11
ISBN
9784334772543
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ドゥルシネーアの休日 (光文社文庫 よ 19-4) / 感想・レビュー

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セウテス

本作は驚く仕掛けが在る、それは名探偵月島凪が実際に一度も登場しないのに、物語は月島凪の存在があり成り立っているという事だろう。更には三部構成のスタイルを、警察小説、学園ミステリ、アクションと分けて描き、最後にクロスオーバーするという技を見せつける事だ。連続殺人、連続爆破と事件が続き、捜査の末に解るのは、以前月島凪が解決した犯罪を、模倣している犯人がいるのではないかという事だ。犯人探しは予想がつく、だがアッと驚く伏線が隠されていて、こいつしかいないと推理出来た方が良かった。結局、月島凪の物語を詠みたくなる。

2022/10/19

Bugsy Malone

本作序盤でデビュー作『遠海事件』事件で犯行を見抜き佐藤誠を自首させた月島凪の影が。今作でその正体があかされる!そう思って読んでいたらおもいきり肩透かしを食らってしまった。いやいやその食らわされ方と言ったら、面白くて堪らない。主役となる「月島前線企画」の元同僚達も、悩める女学生達も、悩むことを止めた刑事も、登場人物としてとんでもなく愛おしい。 ほんとこういうのは大好きです。

2017/09/09

hanchyan@飄々 

劈頭、長めのエピグラフを読み「またまた何でもありっぽいぞウヒヒ!」と思ったら(笑)やたらとオーソドクスな警察小説が始まり、大丈夫かいな?(何がだ)と思ったが、結果とてもとても面白かった。要するにこれって、“探偵を捜す”はなしで、だからこそのエピグラフ&第一部なんだな。導入部、“フツーの警察(刑事)小説”として“何事もなさそう”な感じは徐々に歪んでくるので一安心(笑)。真犯人に辿り着くためのヒントはもう何度も何度も繰り返し出されてるのでああやっぱりと思ったが、そんなの二の次三の次!(笑)。オチも好み。

2016/05/16

ミーホ

痛恨のミス!!何故か青崎有吾作品のつもりで読み始めてしまい、シリアスな警察モノで多いに戸惑う。なんか混ざるのこの二人。。。慌てて軌道修正するも、詠坂作品にしても違和感があり、カバーと中身が違うのか症候群を発症(静おばあちゃんにおまかせに続く第2弾w)そんな自家製どんでん返しを経て、ストーリーに没頭するが、章が変わるごとに景色を変える構成に再び翻弄。探偵不在のままストーリーが進んでいく事にもオロオロ。まんまとラストまで連れていかれたーという爽快感。犯人が陳腐だけど第三部が好き。藍川と凪のスピンオフ読みたい。

2016/06/07

hanchyan@飄々 

と来て、当然読む(笑)。あー。銀鏡の君!萌えるぅ~!!(笑) くっそ、藍川!勘違いすんじゃねーぞ、それただのストックホルム症候群だからな!!(笑) “遠見サーガ”の中ではエンタメ特化しててずば抜けて読みやすい。面白い。

2020/02/11

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