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探偵は女手ひとつ

探偵は女手ひとつ

探偵は女手ひとつ

作家
深町秋生
出版社
光文社
発売日
2016-12-15
ISBN
9784334911379
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探偵は女手ひとつ / 感想・レビュー

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いつでも母さん

山形市、ここにこんな凄い子持ちの探偵がいる!ワクワクしながら一気に読了した。女手の方はちょっと出番が少なかったが、この元刑事の探偵・留美が良い。山形弁に温かみがあって、探偵の本業よりも便利屋の仕事が多いのだが、そこは深町作家。ちゃんと探偵登場を用意している。連作短編6作、なかでも『白い崩壊』で娘に「褒めてもらったの。お仕事をきちんとやったがら」と言い、『苦い制裁』では助けた姉妹に「真実には誠実でありていの」と言う留美がかっこよかった。シリーズになりそうな気がする。そして私はきっと読む!

2017/01/08

モルク

続編が出てるということで、まずは1作目を手に取った。山形に住む元警官、夫を亡くし今は探偵業(多くは便利屋)をやっているシングルマザー留美が主人公の6話の短編集。元不良で有名な逸平や警察仲間の助けもあり危険な場面もすり抜ける。深町作品としてはずいぶんマイルド。こういう作品もいいね。でもずいぶん山形弁まるだしだけど若い人もこんな風に話しているのかな?面白かったので次作も期待して読もう。

2023/05/17

タックン

シングルマザーの女探偵さんの奮闘記。短編形式で軽い感じユーモアがあって読みやすかった。探偵要素もあったけど生活のためにほとんど便利屋さん化して頑張ってる姿に共感を覚えた。でも小学生の娘をこんなにほったらかしにして探偵してていいのかなあ・・・・?テレビの影響で標準語が日常化してる現代に若い女性がこんなに山形弁さべるのかなあ?

2017/09/22

みかん🍊

初読みの作家さんですが面白かった。山形で探偵をする元警察官の椎名留美、ハートフルなお話かと思ったらサクランボ泥棒、売春、ストーカーと結構ハードだったが、なかなかかっこいい、探偵といえど普段は農家の手伝いから雪降ろししまで何でも屋と化している、山形弁での会話についうつってしまいそうでがっす。ただ女手ひとつといえ深夜まで仕事していて子供はいったいどうしているのかと心配になった。

2017/06/22

yanae

前々から気になっていたので手に取りました!思ったよりもハードボイルド、しかも山形弁!?どうやら作者の方が山形出身のよう。元警察官の留美はシンクルマザーの探偵。探偵業がないときは便利屋のように農作業からパチンコの順番待ちまでなんでもこなす。警察時代の同僚やそっちの筋から仕事を頼まれたり。仕事の解決はスカッとする!でも個人的に、シンクルマザーなのに深夜朝方子供ほったらかしてこんな働ける?!と頭をぐるぐる。小学生とはいえ…。続きが出たらもう少し読んでみよう。内容は面白いです。

2019/06/17

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