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南風(みなみ)吹く

南風(みなみ)吹く

南風(みなみ)吹く

作家
森谷明子
出版社
光文社
発売日
2017-07-19
ISBN
9784334911775
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南風(みなみ)吹く / 感想・レビュー

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みかん🍊

『春や春』の続編かと思ったら同じ俳句甲子園を目指す別の高校の話。瀬戸内海の島の高校はもうすぐ廃校予定で生徒数が極端に少ない、部活をするにも人数が集まらない状態、なんとか部員をかき集め俳句甲子園に出場するため駆け回る日向子、巻き込まれた航太は親の和菓子屋を継ぎたいが人が減っていくこの島でやっていける訳がないので大学へ行って就職をして欲しいと言う、家を継いで欲しい親もいれば島を出て自立して欲しいと願う親がいる、進路や家庭環境に悩みながらも俳句の世界に魅了されていく航太たち、一緒に五七五の世界に入り込みます。

2017/11/21

真理そら

『春や春』と同じ年度の俳句甲子園を愛媛の高校の小さな分校を舞台にした作品。こちらも俳句初心者が集まって俳句甲子園出場のために奮闘する話だが、大会は松山で開催されるので地元の話と言えるかもしれない。『春や春』で舞台になっていた藤が丘女子高校が傍目にはこういう風に見えるのかというような楽しみもある。☆今ここがおれのポジション南風吹く☆こんな句は高校生じゃないと作れないよね。

2020/07/22

さつき

舞台は瀬戸内。数年後に廃校が決まっている分校の高校生が俳句甲子園を目指す物語。家族との葛藤。愛しさと疎ましさ両方がないまぜの故郷への思い。将来への不安。高校生の揺れる気持ちが瑞々しく、自分の気持ちを17文字に込めようと苦心する姿が眩しいです。甲子園だからトーナメント戦を戦うわけですが、俳句は上手い下手ではなく、それまでの体験や、その時の自分の気持ちに合うものにやはり惹かれる。絶対的な正解はないと描かれている所も良かったです。『春や春』のメンバーも登場し、前作も読み返したくなりました。

2017/12/04

よっち

廃校寸前の瀬戸内海の五木島分校。怪我で最後の大会に出場できないまま引退した航太がクラスメイトの日向子に巻き込まれ、仲間を集めて最初で最後の俳句甲子園出場を目指す青春小説。強引でまっすぐな日向子や事情を抱えた後輩の京、豊富な人脈のある和彦や親友の恵一といった仲間たちに触発され、俳句にのめり込んでゆく航太。それぞれが抱える複雑な事情や人が減っていく島の厳しい現実があって、それでも彼らが迷いながらも向き合い、進むべき道を見出してゆく姿は心に響きました。藤女子高の話ともしっかり繋がっていて今後の展開が楽しみです。

2017/08/06

agtk

「春や、春」に続く俳句青春もの。今回も俳句甲子園を目指す高校生の話。瀬戸内海の島で育ち、それぞれがそれぞれの思いを抱えている。スポーツ一辺倒だった主人公が俳句の魅力に気づいていく様子にはワクワクさせられた。また、俳句の解釈や表現を巡ってディベートする様子にも胸が昂る。前作の藤ヶ丘女子高がちょいちょい顔を出しているのもうれしい。次作でがっつり交わらないかな、などと妄想してみる。

2017/08/12

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