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リアスの子

リアスの子

リアスの子

作家
熊谷達也
出版社
光文社
発売日
2013-12-14
ISBN
9784334929183
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リアスの子 / 感想・レビュー

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藤枝梅安

「小説宝石」に連載された後、単行本化された。「七夕しぐれ」の登場人物が出てくるが、別の物語と言ってよい。中学校教員の和也の述懐は作者自身の経験を織り込んだもので、前半は教員の仕事の忙しさと難しさを柔らかなタッチで描いている。宮城県北部の海岸沿いの年の中学校に希という少女が転校してきて、和也はあれこれと苦労するのだが、走ることに喜びを感じ始めた希は次第に心を開いていく。人物の描き方が軽い感じがするが、ドロドロした部分を排除し、「なので、」(個人的には嫌いな書き方)を多用して若者が読みやすい文章にしてある。

2014/07/03

takaC

毒気のない素朴な青春小説だった。執筆の経緯は知らないがエピソード美化に若干行き過ぎ感ありかも。無難にまとめられていて読み易かったけれど。

2014/07/16

ゆみねこ

仙河海という宮城県北の港町を舞台にした物語。若手中学校教員の和也と、彼のクラスに都会から転入してきた少女希の交流を描く。熊谷さんご自身の体験がベースになっていると推察できますね。若い男性教員が女子生徒の扱いに苦労しながらも周りの同僚たちに助けてもらいながら頑張っている姿はほほえましいかも?希のレースのシーンは胸に迫りました。

2014/07/03

熊谷達也さん初読み。全編にわたり爽やかな風が吹いているような作品でした。自分をうまく表現できなかったり、大人に素直になれなかったり、中学生の微妙な気持ちの揺れ動きがよく表現されていたと思います。山河海中の生徒みんないいこたちですね。和也先生の生徒への接し方も立派でした。

2015/09/27

BlueBerry

教師物としては可もなく不可もない感じです。不良少女を立ち直らせるお話ですね。現在の新人教師への指導教材みたいな感じでした(笑。

2014/01/29

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