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日本思想という病(SYNODOS READINGS)

日本思想という病(SYNODOS READINGS)

日本思想という病(SYNODOS READINGS)

作家
芹沢 一也
荻上チキ
中島岳志
片山杜秀
高田里惠子
植村和秀
田中秀臣
出版社
光文社
発売日
2010-01-19
ISBN
9784334976033
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日本思想という病(SYNODOS READINGS) / 感想・レビュー

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takizawa

シノドスのセミナーをテープ起こし風にまとめたもの。現代日本人の思い込み(保守=弱者切り捨てとか!)を日本思想の病と名付け,各論者がそれらを思想史的アプローチにより問い直していく試み。日本の歴史は,「それぞれの時代に固有の脈絡でそれぞれの時代の日本的なるものが出てきて,その日本的だと称するものが,実は大して寿命は長くないはずなのに,さも昔から日本人には当然の考え方であったかのように自らを擬装して居座ってしまう」ようなあり方をする(p.145。片山杜秀)。日本的な何かとは誤解の過程で捏造されたものなのかも。

2010/02/27

向う岸

五人の識者による講演を文字起こししたもの。言い出した本人すら信じていないのに、国力で劣る相手に戦争を仕掛け、資源や物資が足りない分は精神力で補おうとしたこと、東条英機が何役も兼任したのは法律上そうせざるを得なかったからだということ、戦中、学歴の高い兵士が学歴の低い上官にいたぶられたというのは真実ではないことなどが興味深かった。経済学は学派の対立が極端すぎて、どちらの考えも胡散臭く思えてしまう。

2012/12/30

ルアット

思想に関しては全然詳しくないが、政治思想に関しては、北一輝、大川周明や西田幾多郎、京都学派などに関しては、NHKで度々観たり多少のことは知っていたので、面白く読めた。最後の章の経済思想は知らないことが多すぎて、あまり惹き付けられなかった。

2016/05/25

けん

思想の反復というのに納得。浅田彰の「お前らそれ昔やってた論争だぞ」ってのは実はホントだったのかもしれん。

2010/04/18

あらま

どうも、似たような話が多いな。高田さんの意地の悪い感じがよい

2010/03/31

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