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旅の柄

旅の柄

旅の柄

作家
花村萬月
出版社
光文社
発売日
2010-11-19
ISBN
9784334976316
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旅の柄 / 感想・レビュー

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いたろう

今年の夏は特に旅行の予定もなく、せめて旅行記で旅行気分をということで、読友さんに教えていただいた本。これがまた普通の旅行じゃない。バイクで未舗装の林道を駆け抜けて日本海を目指してみたり、北海道をやみくもにバイクや車で走ってみたり、寒風の下北半島のはずれを歩いてみたり、沖縄の穴場的な場所だったり。そして、泊まりは野宿に車中泊。これが滅法面白い。実は花村さんの小説は読んだことがない。若い頃はずいぶん破天荒なことをしていたようで、日本全国をさまよった経験が小説に活きているとか。小説も読んでみたくなった。

2015/08/16

幹事検定1級

花村萬月さんの旅エッセイです。若い頃の野宿旅の話や2010年ごろのお話など多彩ですが、気楽な車中泊による旅を愛する方なんだなと感じました。(図書館本)

2017/12/05

うずら

読メのお気に入りさんの感想を読んで手に取った本。スキンヘッドでとっつきにくい外見だったから・・・・花村萬月さんは初めて。やっていることは、ハードだけど文体がやわらかくて読みやすい。車の運転はマネできないけど、自分主人公の旅に出たくなる、ワクワクが止まらない夏の締めくくりにぴったりの本でした。

2015/08/31

昭和っ子

萬月さんの紀行文はいいですねー!簡潔な文章で、旅程を事細かに記してある訳でもないのに、ホントに行った気になれる!地名の読み方も分からない様な所がたくさん出て来て面白いです。「化粧地蔵」の章の、青森で、戦死した若者を祀ったらしき、顔を真っ白に塗られた出征兵士地蔵を見た事で「ようやく寺山修司の映画を実感として理解できる様になった」という文章は、思わぬ収穫でした。「自分ですべてを決定し、自分が主人公になるのが旅」こんな言葉に憧れる私は本を読むだけの横着者です。

2012/05/18

Hiroki Nishizumi

面白い。私小説的なところも多いが、沖縄関連や二輪話はもっともっと詳しく、深く書いて欲しい。でも読めば読むほど小説家とは凡人には務まらないとも感じる。

2024/05/13

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