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唐十郎 特別講義:演劇・芸術・文学クロストーク

唐十郎 特別講義:演劇・芸術・文学クロストーク

唐十郎 特別講義:演劇・芸術・文学クロストーク

作家
唐十郎
西堂行人
出版社
国書刊行会
発売日
2017-03-28
ISBN
9784336061393
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唐十郎 特別講義:演劇・芸術・文学クロストーク / 感想・レビュー

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法水

世界三大頭の中を覗いてみたい人のひとりでもある唐十郎さん(ちなみに後のふたりは天野天街さんと野田秀樹さん←全部演劇人かい)。唐さんが2005年度に近畿大学で行った講義を収録した本書はそんな私の望みを叶えてくれる。唐さんはどちらかと言うと天才肌で感覚的に劇作をされている印象があったけど、勉強もかなりされているし、該博な知識があるからこそ想像力を迸らせることができるのだと得心。サルトルに始まり、三島、泉鏡花、ドストエフスキー、三好十郎、加藤道夫、シミキンにミトキンと話題は尽きることがない。生で聴講したかった。

2017/08/08

いのふみ

生まれ育った下谷万年町や、1960~70年代の浅草、新宿の異様な猥雑さ、アブナさ。唐十郎という人やその作品は、他の演劇ではあまり見られないそういったものを背負っている。韓国で芝居を行った際の、これも日本ではあまり見られない客の反応のよさ、熱気。それがまさに唐十郎の演劇だと思うし、演劇とは、演じられる内容とは別に、本来こういう祝祭的なものだと思う。

2022/01/14

mstr_kk

2005年の近畿大学での講義(ほとんど連続講演)の記録。このころ、あまり実質をともなわない唐さんのリバイバルがあり、その最後の余波がなぜか10年経ってからこのヨイショ本として出版されたという感じです。唐十郎とは何だったのか、ということが鋭く抉られる内容ではなく、特に発見のある本ではありません。

2018/01/03

暇人

食わず嫌いで芝居はほとんど見たことはない。見ていて、こっちが恥ずかしくなるからだが、役者の人たちは よく演じ続けることができるものだと感心してしまう。本書は講義の中での対談が中心だが、唐十郎先生の若かりしエピソードなど興味深いものばかりだった。

2017/05/05

2017年3月25日初版第1刷発行 唐十郎著 西堂行人編 発行者:佐藤今朝夫 発行所:株式会社国書刊行会 カバー写真:荒木経惟 装幀・造本:鈴木正道 編集協力:劇団唐組 印刷・製本:中央精版印刷株式会社 定価:本体2200円+税

2020/10/28

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