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三島由紀夫

職業・肩書き
作家
ふりがな
みしま・ゆきお

受賞歴

最終更新 : 2018-06-08

1954年
『潮騒』第1回新潮社文学賞
1955年
『白蟻の巣』第2回岸田演劇賞
1956年
『金閣寺』第8回読売文学賞 小説賞
1961年
『十日の菊』第13回読売文学賞 劇曲賞

「三島由紀夫」のおすすめ記事・レビュー

3度にわたる親友の転生に翻弄され続けた男の末路とは――三島由紀夫『天人五衰 豊饒の海(四)』

3度にわたる親友の転生に翻弄され続けた男の末路とは――三島由紀夫『天人五衰 豊饒の海(四)』

『豊饒の海 第四巻 天人五衰 (新潮文庫)』(三島由紀夫/新潮社)

『豊饒の海』は三島由紀夫生涯最後の長編大作。「春の雪」「奔馬」「暁の寺」「天人五衰」の全4巻で構成される、輪廻転生をテーマにした物語。禁断の恋、右翼思想、官能的美女、悪魔的少年を魂が巡る。本作の完結直後に三島は、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地に乗り込み割腹自殺。日本史に残る「三島事件」を起こした。

・「天人五衰」あらすじ

 76歳になった本多と久松慶子婦人は、天人伝説の伝わる静岡県の名勝・三保の松原を訪れ、そこで働く16歳の安永透という少年に出会う。彼の脇腹には3つのほくろがあったため、本多は彼が清顕・勲・ジン・ジャン(一~三巻参照)の生まれ変わりだと考え、養子にする。

 本多は透に英才教育を施したが、彼は次第に悪魔的な行動を取るようになってしまう。婚約者を婚約破棄に陥れ、東大に入学してからは養父である本多を虐待するようになった。その心労により本多は覗き見をしてしまい、警察に捕まる。これを機に透は、本多家を乗っ取ろうと動き出す。

 これを見かねた久松慶子は透に対して、本多が彼を養子にした理由で…

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58歳が官能的な18歳の美少女に抱いた恋心――三島由紀夫『暁の寺 豊饒の海(三)』

58歳が官能的な18歳の美少女に抱いた恋心――三島由紀夫『暁の寺 豊饒の海(三)』

『豊饒の海 第三巻 暁の寺 (新潮文庫)』(三島由紀夫/新潮社)

『豊饒の海』は三島由紀夫生涯最後の長編大作。「春の雪」「奔馬」「暁の寺」「天人五衰」の全4巻で構成される、輪廻転生をテーマにした物語。禁断の恋、右翼思想、官能的美女、悪魔的少年を魂が巡る。本作の完結直後に三島は、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地に乗り込み割腹自殺。日本史に残る「三島事件」を起こした。

・「暁の寺」あらすじ

 47歳になった本多がバンコクで仕事をしていたところ、ジン・ジャンという7歳の王女と出会う。彼女は「自分は日本人の生まれ変わりで、本多のことも覚えている」という。彼女の前世の記憶は正確だったが、清顕(1巻の主人公)、その生まれ変わりと信じていた勲(2巻主人公)の脇腹には3つのほくろがあったが、ジン・ジャンにはなかった。その後本多はインドを旅行し、仏教の輪廻転生や唯識の思想に触発され、戦争中は仏教の研究に明け暮れた。

 日本は終戦を迎え、本多は58歳となった。裕福になった彼は御殿場に別荘を建て、久松慶子という隣人や、かつて勲の恋人であった歌人の鬼頭槙子、その弟子、ドイツ文学者など…

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皇族の婚約者を妊娠させてしまう、禁断の恋――三島由紀夫『春の雪 豊饒の海(一)』

皇族の婚約者を妊娠させてしまう、禁断の恋――三島由紀夫『春の雪 豊饒の海(一)』

『豊饒の海 第一巻 春の雪 (新潮文庫)』(三島由紀夫/新潮社)

『豊饒の海』は三島由紀夫生涯最後の長編大作。「春の雪」「奔馬」「暁の寺」「天人五衰」の全4巻で構成される、輪廻転生をテーマにした物語。禁断の恋、右翼思想、官能的美女、悪魔的少年を魂が巡る。本作の完結直後に三島は、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地に乗り込み割腹自殺。日本史に残る「三島事件」を起こした。

・『春の雪』あらすじ

 物語の舞台は明治末期から始まる。左の脇腹に3つのほくろがある主人公、清顕(きよあき)は華族の家に生まれ、幼少期はさらに位の高い家系に当たる綾倉家に預けられて育った。その綾倉家には清顕より2歳上の聡子という一人娘がいて、彼らは姉弟のように育てられた。

 清顕にとって聡子は、幼馴染であり、姉のようでもあり、そして初恋の相手とも言えるような存在だったが、やがて10代後半という繊細な年頃を迎えた彼は、聡子に対して突き放したような態度をとるようになる。しかし実は清顕が気付いていないだけで、聡子は彼のことを深く恋慕していた。

 清顕に突き放された聡子は傷つき、殿下と婚約する。そこで清顕は聡…

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ゲイである自分とは、一体何者なのか――三島由紀夫『仮面の告白』

ゲイである自分とは、一体何者なのか――三島由紀夫『仮面の告白』

『仮面の告白 (新潮文庫)』(三島由紀夫/新潮社)

 生まれつき肌が白く病弱な“私”は、祖母に溺愛され、女の子のように育てられた。幼少期、汚れた青年の下半身の膨らみを見て、また、彼の仕事を想像し、「私が彼になりたい、彼でありたい」と、胸をざわつかせる。

 13歳になった私は、裸の青年が痛々しく縛られた殉教図、グイド・レーニの「聖セバスチャン」を見て、「ただ青春・ただ光・ただ美・ただ逸楽」を感じ取り、興奮する。そして生まれて初めての射精に至る。

 やがて私は、学友の中のひとり、荒々しく、「男らしい」青年の近江に恋をした。それは明白に、「肉の欲望にきずなをつないだ恋」だった。懸垂をする近江の格好良さと腋毛の逞しさに目がくらみ、しかし同時に、愛する人に「なりたい・似たい」という感情から嫉妬を覚え、自らその恋を諦めてしまう。そして私は、女性の裸に興奮する同級生と違う自分は特異な存在なのではないかと、深く傷つき悩み始める。

 やがて私は、友人の妹、園子に対して「肉の欲望」のないプラトニックな愛情を抱くようになる。戦争の最中、徴兵を免除された私は園子と文通を続け…

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「この指がなまなましく覚えている」味わい深いエロ! 【文豪に学ぶ官能表現講座】

「この指がなまなましく覚えている」味わい深いエロ! 【文豪に学ぶ官能表現講座】

 文学と言われると、なにか崇高でお堅いものをイメージする方もいるかもしれないが、名作とされる文学にはかなり踏み込んだ性描写が実際多く存在する。ふだん我々が、単に「エロいなぁ」「興奮するなぁ」という言葉だけで済ませているようなシチュエーションや心理状態も、文豪の手にかかれば一層輝くのだ。「そんな言葉で例えるの!?」「こんなに細かく説明するの!?」「自分では言葉にできなかったけど、これを読んだら自分があの時どうして興奮していたのかが分かる気がする!」などと感じさせられる文豪たちの官能的な文章を5点ご紹介したい。

■湯上り姿は15~20分後が旬! ——谷崎潤一郎『痴人の愛』

『痴人の愛 (新潮文庫)』(谷崎潤一郎/新潮社)

 やはり文学に潜むエロと言えば、この人は欠かせない。谷崎潤一郎は性をテーマに描いた名作を多く生み出しているため学校で習うことは少ないが、そのクオリティは凄まじい。代表作『痴人の愛』は、真面目な男がいずれ自分の妻にするために15歳の少女を育てるが、次第に少女の魔性にとりつかれ下僕になっていく様子を描く物語だ。

一体女の「湯上り姿」と云うもの…

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【1分間名作あらすじ】三島由紀夫『潮騒』――大きな壁を乗り越えて結ばれる純愛小説

【1分間名作あらすじ】三島由紀夫『潮騒』――大きな壁を乗り越えて結ばれる純愛小説

『潮騒 (新潮文庫)』(三島由紀夫/新潮社)

 伊勢湾に浮かぶ、歌島という世間から隔絶されたような小さな島。父親を戦争で亡くした18歳の青年、新治は漁師をしながら、貧しい家で母と弟と暮らしていた。ある日彼は、砂浜で見慣れない少女初江に出会う。

 初江は村の有力者の娘であり、養女に出された後に島に戻ってきたばかり。恋を知らない新治は、初江の名前を聞くだけで鼓動が激しくなる自分の感情の正体が理解できずにいた。

 その後何度か顔を合わせた新治と初江は、次第に互いの惹かれ合う気持ちの正体に気づき始める。そして嵐の日、廃屋の中でふたりは裸で抱き合い接吻を交わす。しかし初江は「今はいかん。私、あんたの嫁さんになることに決めたもの」と誓い、新治も道徳的に考え、ふたりはそれ以上の行為を行うことを抑えた。

 新治のことを好いていた千代子が危機を感じ、初江の婿候補とされていた安夫に「ふたりは一線を越えた」と吹き込む。そして悪い噂は島中に広まり、初江は父親によって新治と会うことを禁止される。それでもふたりは恋を諦められない。

 初江の父親は婿を試すために、新治と安夫を甲板…

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【1分間名作あらすじ】三島由紀夫『金閣寺』——いじめを受けた者が感じる世界との壁、そして“美”の魔力

【1分間名作あらすじ】三島由紀夫『金閣寺』——いじめを受けた者が感じる世界との壁、そして“美”の魔力

『金閣寺 (新潮文庫)』(三島由紀夫/新潮社)

 1950年に実際に起きた金閣寺放火事件に対し、三島由紀夫が容疑者の人物像や犯行動機に対する自身の見解を基に書き下ろした作品。この事件の犯人の若い学僧は重度の吃音(きつおん)を抱えており、幼い頃からいじめられていた。その生まれ育った環境から生まれた打ち消し難い悩みと、外の世界に対する拒絶感は、人生に対する呪いと美に対する独特な感性を育んだ。

 貧しい寺の子として育った少年は、学僧として鹿苑寺(金閣寺を所有する臨済宗相国寺の寺)に預けられる。「金閣寺ほど美しいものはない」と父から言い聞かされていた少年は想像の中でその美しさを膨らませていたが、実際に初めて見た金閣寺にはそれほど美しさを感じられず落胆する。

 しかし戦争が激化し、自分も金閣寺もともに空襲で焼けるかもしれないという運命の共通性を感じ、その命の儚さから金閣寺に秘められた悲劇的な美を見出す。戦争が終わり大学に進学した少年は、内反足の障害のあるクラスメイトの柏木と親密になり、障害がもたらす内面の屈折と人生観、そして女性に対して抱く特殊な心情を共に…

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「人間椅子」が連ドラ主題歌を担当! 三島由紀夫『命売ります』

「人間椅子」が連ドラ主題歌を担当! 三島由紀夫『命売ります』

BSジャパンで2018年1月13日スタートする連続ドラマJ、中村蒼主演・三島由紀夫原作の『命売ります』。この注目の連ドラの主題歌が、人間椅子がこのドラマのために書き下ろした「命売ります」(作詞・作曲/和嶋慎治)に決定した。日本文学と和の世界観で独特のロックを追及するバンド・人間椅子の楽曲が、三島由紀夫晩年の怪作を21世紀に蘇らせる。

■江戸川乱歩『陰獣』や太宰治『人間失格』につづく文芸作品に着想を得た楽曲を担当するのは、異彩のバンド・人間椅子

人間椅子(にんげんいす) 青森県で高校の同級生だった和嶋慎治(g,vo)と鈴木研一(b,vo)によって1987 年に結成。89 年にオーディション番組『平成名物TV イカすバンド天国』に出演。その後、インディとメジャーを行き来しながら、ヘヴィロックと文学、そして青森という出自を融合させた独特の世界観を提示。2004 年よりナカジマノブ(ds,vo)が加入。2017 年10 月に、20 枚目のオリジナルアルバム「異次元からの咆哮」を発売した。    ドラマ原作となった文豪・三島由紀夫の『命売ります』は、…

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豊饒の海 第一巻 春の雪 (新潮文庫)

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作家
三島由紀夫
出版社
新潮社
発売日
2002-10
ISBN
9784101050218
作品情報を見る
不道徳教育講座 (角川文庫)

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作家
三島由紀夫
出版社
角川書店
発売日
1967-11-17
ISBN
9784041212073
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金閣寺 (新潮文庫)

金閣寺 (新潮文庫)

作家
三島由紀夫
出版社
新潮社
発売日
2003-05
ISBN
9784101050089
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潮騒 (新潮文庫)

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作家
三島由紀夫
出版社
新潮社
発売日
2005-10
ISBN
9784101050072
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命売ります (ちくま文庫)

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作家
三島由紀夫
出版社
筑摩書房
発売日
1998-02-01
ISBN
9784480033727
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豊饒の海 第四巻 天人五衰 (てんにんごすい) (新潮文庫)

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作家
三島由紀夫
出版社
新潮社
発売日
1977-12-02
ISBN
9784101050249
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豊饒の海 第三巻 暁の寺 (あかつきのてら) (新潮文庫)

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作家
三島由紀夫
出版社
新潮社
発売日
1977-11-01
ISBN
9784101050232
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