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三島由紀夫

職業・肩書き
作家
ふりがな
みしま・ゆきお

受賞歴

最終更新 : 2018-06-08

1954年
『潮騒』第1回新潮社文学賞
1955年
『白蟻の巣』第2回岸田演劇賞
1956年
『金閣寺』第8回読売文学賞 小説賞
1961年
『十日の菊』第13回読売文学賞 劇曲賞

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【1分間名作あらすじ】精神的な不倫と、一家崩壊の物語――川端康成『舞姫』

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『舞姫 (新潮文庫)』(川端康成/新潮社)

 矢木波子と夫の元男との間には21歳の娘と大学生の息子がいる。裕福な育ちで理想家めいたところのある波子は、バレエ教室を営んでいる。かつてはプリマドンナとして舞台での活躍を夢見ていたが、今は娘と生徒の育成に勤しんでいる。対して夫の元男は現実主義的な国文学者で、価値観が合わないことが多い。

 波子は夫に隠れて、結婚前に恋人関係にあった竹原という男としばしば密会している。しかし2人はずっとプラトニックな関係を保っていた。また彼女は夫に体を求められると拒まなかったがそこに心はなく、最近は屈辱を感じるまでになっていた。

 息子の高男はどちらかといえば父のことを尊敬していたが、娘の品子は母の波子のことを慕っていた。彼女も波子からバレエを習い、舞姫を目指していた。

 そんな品子の口から、波子は夫が内緒で貯金をしていることを知らされショックを受ける。元男も波子の浮気に気づいていないわけではなく、財産の確保や息子の留学準備を進めているのであった。夫婦はもはや仮の姿で、そこに本物の家族の信頼やつながりはなかった。

 ある日、波子…

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三島由紀夫とは何者だったのか。絶対に外せない三島作品【5選】

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 三島由紀夫に対して、かたい、難解、右翼思想…などといった印象を強く持ってしまい、なかなか手をつけられないでいる人も多いと聞く。確かにその文体はかたく、これでもかと煮詰められた思想が随所にちりばめられており、はじめのうちは読むのに苦労するかもしれない。

 筆者はそんな皆様に、「肩の力を抜いて読む」ことをおすすめしたい。そうすると、三島由紀夫という人間が身近な存在に、そしていつしか、心の拠り所のように感じられることだろう。しかしやはり、どれほど読み慣れたといっても、その文章が精緻な宝石の流れる川のように美しいことにはひたすら圧倒されるばかりである。

 本稿では三島由紀夫の名作の中から、読みやすいもの、外せないもの5作をご紹介したい。

このまとめ記事の目次 ・美しい言葉で紡ぐ、若い男女の恋愛物語――『潮騒』 ・「美」の本質とは何か―『金閣寺』 ・LGBTについて考えたいならこの1冊―『仮面の告白』 ・舞台芸術のために捧げた作品―『鹿鳴館』 ・三島由紀夫が最後に辿り着いた“転生”とは―『豊饒の海』

■美しい言葉で紡ぐ、若い男女の恋愛物語――『潮騒』

『潮騒(新潮…

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3度にわたる親友の転生に翻弄され続けた男の末路とは――三島由紀夫『天人五衰 豊饒の海(四)』

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『豊饒の海 第四巻 天人五衰 (新潮文庫)』(三島由紀夫/新潮社)

『豊饒の海』は三島由紀夫生涯最後の長編大作。「春の雪」「奔馬」「暁の寺」「天人五衰」の全4巻で構成される、輪廻転生をテーマにした物語。禁断の恋、右翼思想、官能的美女、悪魔的少年を魂が巡る。本作の完結直後に三島は、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地に乗り込み割腹自殺。日本史に残る「三島事件」を起こした。

・「天人五衰」あらすじ

 76歳になった本多と久松慶子婦人は、天人伝説の伝わる静岡県の名勝・三保の松原を訪れ、そこで働く16歳の安永透という少年に出会う。彼の脇腹には3つのほくろがあったため、本多は彼が清顕・勲・ジン・ジャン(一~三巻参照)の生まれ変わりだと考え、養子にする。

 本多は透に英才教育を施したが、彼は次第に悪魔的な行動を取るようになってしまう。婚約者を婚約破棄に陥れ、東大に入学してからは養父である本多を虐待するようになった。その心労により本多は覗き見をしてしまい、警察に捕まる。これを機に透は、本多家を乗っ取ろうと動き出す。

 これを見かねた久松慶子は透に対して、本多が彼を養子にした理由で…

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58歳が官能的な18歳の美少女に抱いた恋心――三島由紀夫『暁の寺 豊饒の海(三)』

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『豊饒の海 第三巻 暁の寺 (新潮文庫)』(三島由紀夫/新潮社)

『豊饒の海』は三島由紀夫生涯最後の長編大作。「春の雪」「奔馬」「暁の寺」「天人五衰」の全4巻で構成される、輪廻転生をテーマにした物語。禁断の恋、右翼思想、官能的美女、悪魔的少年を魂が巡る。本作の完結直後に三島は、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地に乗り込み割腹自殺。日本史に残る「三島事件」を起こした。

・「暁の寺」あらすじ

 47歳になった本多がバンコクで仕事をしていたところ、ジン・ジャンという7歳の王女と出会う。彼女は「自分は日本人の生まれ変わりで、本多のことも覚えている」という。彼女の前世の記憶は正確だったが、清顕(1巻の主人公)、その生まれ変わりと信じていた勲(2巻主人公)の脇腹には3つのほくろがあったが、ジン・ジャンにはなかった。その後本多はインドを旅行し、仏教の輪廻転生や唯識の思想に触発され、戦争中は仏教の研究に明け暮れた。

 日本は終戦を迎え、本多は58歳となった。裕福になった彼は御殿場に別荘を建て、久松慶子という隣人や、かつて勲の恋人であった歌人の鬼頭槙子、その弟子、ドイツ文学者など…

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皇族の婚約者を妊娠させてしまう、禁断の恋――三島由紀夫『春の雪 豊饒の海(一)』

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『豊饒の海 第一巻 春の雪 (新潮文庫)』(三島由紀夫/新潮社)

『豊饒の海』は三島由紀夫生涯最後の長編大作。「春の雪」「奔馬」「暁の寺」「天人五衰」の全4巻で構成される、輪廻転生をテーマにした物語。禁断の恋、右翼思想、官能的美女、悪魔的少年を魂が巡る。本作の完結直後に三島は、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地に乗り込み割腹自殺。日本史に残る「三島事件」を起こした。

・『春の雪』あらすじ

 物語の舞台は明治末期から始まる。左の脇腹に3つのほくろがある主人公、清顕(きよあき)は華族の家に生まれ、幼少期はさらに位の高い家系に当たる綾倉家に預けられて育った。その綾倉家には清顕より2歳上の聡子という一人娘がいて、彼らは姉弟のように育てられた。

 清顕にとって聡子は、幼馴染であり、姉のようでもあり、そして初恋の相手とも言えるような存在だったが、やがて10代後半という繊細な年頃を迎えた彼は、聡子に対して突き放したような態度をとるようになる。しかし実は清顕が気付いていないだけで、聡子は彼のことを深く恋慕していた。

 清顕に突き放された聡子は傷つき、殿下と婚約する。そこで清顕は聡…

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ゲイである自分とは、一体何者なのか――三島由紀夫『仮面の告白』

ゲイである自分とは、一体何者なのか――三島由紀夫『仮面の告白』

『仮面の告白 (新潮文庫)』(三島由紀夫/新潮社)

 生まれつき肌が白く病弱な“私”は、祖母に溺愛され、女の子のように育てられた。幼少期、汚れた青年の下半身の膨らみを見て、また、彼の仕事を想像し、「私が彼になりたい、彼でありたい」と、胸をざわつかせる。

 13歳になった私は、裸の青年が痛々しく縛られた殉教図、グイド・レーニの「聖セバスチャン」を見て、「ただ青春・ただ光・ただ美・ただ逸楽」を感じ取り、興奮する。そして生まれて初めての射精に至る。

 やがて私は、学友の中のひとり、荒々しく、「男らしい」青年の近江に恋をした。それは明白に、「肉の欲望にきずなをつないだ恋」だった。懸垂をする近江の格好良さと腋毛の逞しさに目がくらみ、しかし同時に、愛する人に「なりたい・似たい」という感情から嫉妬を覚え、自らその恋を諦めてしまう。そして私は、女性の裸に興奮する同級生と違う自分は特異な存在なのではないかと、深く傷つき悩み始める。

 やがて私は、友人の妹、園子に対して「肉の欲望」のないプラトニックな愛情を抱くようになる。戦争の最中、徴兵を免除された私は園子と文通を続け…

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「この指がなまなましく覚えている」味わい深いエロ! 【文豪に学ぶ官能表現講座】

「この指がなまなましく覚えている」味わい深いエロ! 【文豪に学ぶ官能表現講座】

 文学と言われると、なにか崇高でお堅いものをイメージする方もいるかもしれないが、名作とされる文学にはかなり踏み込んだ性描写が実際多く存在する。ふだん我々が、単に「エロいなぁ」「興奮するなぁ」という言葉だけで済ませているようなシチュエーションや心理状態も、文豪の手にかかれば一層輝くのだ。「そんな言葉で例えるの!?」「こんなに細かく説明するの!?」「自分では言葉にできなかったけど、これを読んだら自分があの時どうして興奮していたのかが分かる気がする!」などと感じさせられる文豪たちの官能的な文章を5点ご紹介したい。

■湯上り姿は15~20分後が旬! ——谷崎潤一郎『痴人の愛』

『痴人の愛 (新潮文庫)』(谷崎潤一郎/新潮社)

 やはり文学に潜むエロと言えば、この人は欠かせない。谷崎潤一郎は性をテーマに描いた名作を多く生み出しているため学校で習うことは少ないが、そのクオリティは凄まじい。代表作『痴人の愛』は、真面目な男がいずれ自分の妻にするために15歳の少女を育てるが、次第に少女の魔性にとりつかれ下僕になっていく様子を描く物語だ。

一体女の「湯上り姿」と云うもの…

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【1分間名作あらすじ】三島由紀夫『潮騒』――大きな壁を乗り越えて結ばれる純愛小説

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『潮騒 (新潮文庫)』(三島由紀夫/新潮社)

 伊勢湾に浮かぶ、歌島という世間から隔絶されたような小さな島。父親を戦争で亡くした18歳の青年、新治は漁師をしながら、貧しい家で母と弟と暮らしていた。ある日彼は、砂浜で見慣れない少女初江に出会う。

 初江は村の有力者の娘であり、養女に出された後に島に戻ってきたばかり。恋を知らない新治は、初江の名前を聞くだけで鼓動が激しくなる自分の感情の正体が理解できずにいた。

 その後何度か顔を合わせた新治と初江は、次第に互いの惹かれ合う気持ちの正体に気づき始める。そして嵐の日、廃屋の中でふたりは裸で抱き合い接吻を交わす。しかし初江は「今はいかん。私、あんたの嫁さんになることに決めたもの」と誓い、新治も道徳的に考え、ふたりはそれ以上の行為を行うことを抑えた。

 新治のことを好いていた千代子が危機を感じ、初江の婿候補とされていた安夫に「ふたりは一線を越えた」と吹き込む。そして悪い噂は島中に広まり、初江は父親によって新治と会うことを禁止される。それでもふたりは恋を諦められない。

 初江の父親は婿を試すために、新治と安夫を甲板…

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田中英光
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土井虎賀寿
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バカリズムのオールナイトニッポンGOLD
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群像短篇名作選 1946~1969 (講談社文芸文庫)

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作家
三島由紀夫
太宰治
大岡昇平
安岡章太郎
庄野 潤三
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円地 文子
室生犀星
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青島広志 オペラ サド侯爵夫人

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作家
三島由紀夫
青島広志
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2017-11-14
ISBN
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