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いろは匂へど

いろは匂へど

いろは匂へど

作家
瀧羽麻子
出版社
幻冬舎
発売日
2014-04-24
ISBN
9784344025707
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いろは匂へど / 感想・レビュー

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hiro

最新刊の『ぱりぱり』でも感じたが、この作品も今までの瀧羽作品の、ほのぼの系恋愛小説やお仕事小説とは、まったくイメージの違う作品だった。みなさんの感想と同じように、30代半ばにさしかかった主人公紫(ゆかり)、紫が恋する‘ひとたらし’光山(50歳)ともに残念ながら魅力を感じなかった。一方、いい人すぎるブライアン、光山との関係が謎の藤代はなかなかいい味を出していたが、残念ながら、全体的には30代女性が主人公の恋愛小説としては、消化不良だったというのが正直な感想だ。次の作品では、脱皮を終えた瀧羽さんに期待したい。

2014/08/13

射手座の天使あきちゃん

瀧羽さんの「胸キュン」小説期待して読んだのに・・・ 『京都で小さな和食器店を営む30代半ばの紫が、粋な染めもの職人・光山に恋をした』ですと ふん、ぷんすかプン!! 何ですかこれは? なぜこんな「色情魔の五十路のおっさん」に恋をするのかまったく理解できませんでした (>_<) 

2014/05/24

mariya926

この作家さんの表紙が好み過ぎます。紫を基調としていて、内容にも合っていますし。内容も30代の主人公が50歳に男に心が揺れ動いていて、これといったものはないですが、新鮮で面白かったです。何よりブライアンが可愛くて、あんな人が周りにいるだけで羨ましい。というか、もうブライアンでいいじゃんと思ってしまいます。久々に進展のない大人な恋愛物が読めて面白かったです

2023/12/19

巨峰

30代半の女と50を超えた男。どうもはっきりしない。主人公のどこに魅力があるんだろう??自分の意思も伝えれないし、そもそも自分の意思がなんなのかもあやふやで。ブライアンと光山の2人に誘われるような美点があるとはあまり思えない。折り目正しくいきようとしているわりにふらふらしてるし。ブライアンの好意をわかっていながら甘え過ぎだし、かといって応える気もない。優良客だからといってももう少しきっちりしてあげないと可哀想です。それから元恋人でいろいろ因縁のあった女がすぐそばにいる男なんていろいろ面倒でしょうに。続

2016/10/14

ちびめろ

淡々と物語は語られます。淡々と語られる中に紫の細かい感情の起伏が綴られています。前半ただひたすら淡々とながれます。ともすれば退屈と紙一重な感じです。後半、様々な事件が起き波立つのですが、なんだか腑に落ちないラストでした。紫の気持ちが揺らぐ感じは解るのですが、光山に対して感情がザワつきました。語り口は好きなのですが、ラストの腑に落ちない感じがか後味を悪くしていて、シャキッとしない読後感となりました。

2015/03/05

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