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山女日記

山女日記

山女日記

作家
湊かなえ
出版社
幻冬舎
発売日
2014-07-10
ISBN
9784344026018
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山女日記 / 感想・レビュー

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風眠

なにか大きな決断をしなくちゃならない時、迷ってることに対して、背中を押してもらいたいとか、そういうきっかけで山に登りたくなる気持ち、ちょっと分かる。ただただ、ありのままに山はあって、まるで自分の心模様を映すみたいに容赦の無い自然があって、登りきった山の頂から眺める景色は、ミニチュアみたいで、美し過ぎて逆に作りものみたいで。足もとに広がるミニチュアの世界で自分は悩んでたんだなって、そんな景色に出会えるのが山。さまざまな葛藤を胸に去来させながら、7人の女性が山の頂を目指す連作短篇集。

2014/10/28

takaC

次々と先が気になって読み進むタイプのお話。昨日読んだ『スーツケースの半分は』に通ずるものを感じた。

2016/09/02

まちゃ

爽やかな印象の残る作品でした。ミステリー色なしの作品です。悩みや不満を抱えた女性達が登山を通じて、自分自身と向き合い、折り合いを付けて克服していく様子を描いた短編連作集。雄大な自然と山に登るという行為が彼女たちの変化のきっかけになったと思う。登山の素晴らしさが伝わってきます。/[妙高山][火打山][槍ヶ岳][利尻山][白馬岳][金時山][トンガリロ]

2015/06/04

ウッディ

山をテーマにした連作短編。心の中に屈折を持った主人公たちが、何かを変えようと大自然の中に身を置く。一つの話の主人公が、次の話では脇役で登場し、さりげなくその後がわかるという構成も面白く、映画の原作になった湊さんの小説が出てくるイタズラ心も面白かった。山で食べる食事やコーヒーの美味しさ、高山植物の可愛さ、山が好きな気持ちが伝わる一冊でした。行ったことがあるのは、白馬岳だけだったけど、出てきた全ての山、特にトンガリロにはいつか行ってみたい。そして山女日記のシリーズ化にも期待します。とっても面白かった。

2018/02/02

ダイ@2019.11.2~一時休止

山ガールのお話。連作短編集。湊さんらしからぬ読後感。ちょっと前に読んだ北村さんの作品に似ていたのは山ガールが流行っているからかな?

2014/08/01

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