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神さまのいうとおり

神さまのいうとおり

神さまのいうとおり

作家
谷瑞恵
出版社
幻冬舎
発売日
2021-05-26
ISBN
9784344037939
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神さまのいうとおり / 感想・レビュー

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のぶ

自分では体験したことはないのに、強い郷愁を感じた。描かれるのは一見バラバラな家族。会社を辞めて主夫になった父親。そんな父を疎ましく感じる娘と、マイペースな夫との関係に悩む母親。一家は娘のひいおばあちゃんの住む田舎に、引っ越すことになる。そこで起こった6つの連作の作品集。作中ではひいおばあちゃんの言っている事が展開の中心になる。迷信で何の根拠もないのに、不思議と効いてしまう様々な出来事。どこか民俗学と結びついているのではと感じた。谷さんの「めぐり逢いサンドイッチ」とは一風違った作品だった。

2021/06/08

みかん🍊

主夫になった父が農業をしたいと曾祖母の田舎の家へ家族で移り住んだ高校生友梨だったが、幼馴染み達とはすぐ馴染めた、曾祖母は昔ながらの言い伝え、おまじない、風習を信じる人で、橋の下で拾ってきた、縁側から出たら縁側から入る、狐が猫を配る、絡まりはおまじないで解ける、疳の虫、人形の身代わり、糸が背中を守る、知ってる様な聞いた事があるよな不思議な話だが昔からの意味がちゃんとあって馬鹿にできない。今や忘れ去られ知らない人も多いし時代に合わない事も多いが伝えて行くことは大切で救われる事もある。

2021/07/26

よっち

バラバラな家族を救ってくれたのは、曾祖母の暮らしの知恵だった。言い伝え、風習、おまじない…幸せに生きるための秘訣は、昔からずっと側にあることを知る連作短編集。会社を辞めて主夫になった父親、父親を恥ずかしいと思う思春期の娘、何も相談してくれない夫との関係に悩む母親。息子も含めた一家で曽祖父の住む田舎に引っ越して鬱屈を抱えている彼女たちが、ふとしたきっかけからこれまで知らなかったことに気づき、いろいろなものの見方も変わっていって、相手をきちんと知ろうと変わってゆく展開はとても優しくて心に響くものがありました。

2021/07/06

ぽろん

そう言えば、昔、学校で拾い親制度とか習った事がある。そんな風習やおまじないが身近に息づく母親の実家に家族で越してきた友梨。昔からの言い伝えを自然に守っているひいおばあちゃんの傍で都会で壊れかけた家族が再生されていく。ちょっと不思議で優しい物語でした。

2021/07/18

ame.

ひいおばあちゃんの存在っていいなぁ。昔の人の知恵やおまじないって不思議とどうにかしてくれる、叶えてくれる気がする。猫が欲しいとお稲荷様にお願いすると猫を連れてきてくれるなんてびっくり。絡まった毛糸をほどく「しゃしゃもしゃ〜」と歌うようなおまじないがかわいい。遼子の、何かに追い立てられている感覚、予想外のことへの弱さ、対応がわからないから正常に戻ってほしいと心配になる気持ちに共感。昔の風習を絡めた家族の話に癒されるし、ゆったりとした空気とひいおばあちゃんの存在にほっとできた。やっぱり年の功なのかも知れない。

2021/06/02

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