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ヘイケイ日記 女たちのカウントダウン

ヘイケイ日記 女たちのカウントダウン

ヘイケイ日記 女たちのカウントダウン

作家
花房観音
出版社
幻冬舎
発売日
2021-11-25
ISBN
9784344038646
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ヘイケイ日記 女たちのカウントダウン / 感想・レビュー

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starbro

花房 観音は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本作は、閉経間際の著者の自虐的で自己肯定感が滅茶苦茶低いエッセイでした。 私は、著者が美人官能小説家でないからと言って、誹謗中傷したりしませんし、今後も官能小説以外も含め著作を読み続ける所存です(笑) https://www.gentosha.co.jp/book/b14013.html 【読メエロ部】

2022/01/05

おしゃべりメガネ

「女流官能作家」花房さんのエッセイです。タイトルからして、彼女ならではの雰囲気がページを捲る前から伝わります。で、読み始めてみるとなかなか深い内容で、正直驚きました。作者さんが40代最後の年月を経て、50を迎えるまでの日々が綴られていますが、ここまでに至る経緯や若かりし頃のなかなかシリアスな話など、単純なおふざけユーモアエッセイではないコトが十分に伝わります。世に言う'更年期障害'という問題にも花房さんならではの視点で綴り、同じ悩み、同年代の女性をきっと勇気づけてくれると思います。花房さん、応援してます。

2023/06/13

Kei

あまり気づくこともなく、あたりまえに発せられる、女性の容姿や結婚、子供、セックスに関する全ての人々の言葉に、きっちり物申す本。それは不快だと。作者自身のエロばかり書く人に対する苦言も含まれるが、それっておかしい、と私ですらずっと感じている世の変を、つまり普遍的な女性蔑視を、きっちり具体化、言葉にしてぶった斬ってくれます。単なる年齢的体調の変化を題名にしているが、そこからのパートナーとの性生活の日本人の変さにも言及。人は正しいばかりでもなく、愚かでもある、を前提に。LGBT法案を叫ぶ人々に読んで欲しいです。

2023/07/19

fwhd8325

花房さんのエッセイってどんなんだろうと、少々野次馬根性でした。男性として、閉経がどのような気持ちをもたらすのかわかりませんでしたが、薄らですが少しだけ見えたような気がします。言い訳ではありませんが男性にも更年期があると少しずつ広まってくると安心している私がいます。男も彼による症状は、時に厳しく、時に開き直るきっかけにもなります。年をとることは逆らえないけれど、それを受け入れながら残りの人生を楽しまなければと思いました。

2022/08/30

しゃが

新年最初のレヴューがこの本でいいのかと思ったが、時代の潮流なのかもしれない。花房さんの50歳の誕生日までの自身の身体の変化や今までの性について語る。「女性は少女の頃から容姿をジャッジされ、大人になるにつれ年齢もジャッジされ、男たちに“対象外”であると当たり前に判断されもする」とあったが、きっと男性も別の要素でジャッジされてきたのだろうと思った。いずれにせよ個人差があることばかりだが、無知や世間からの刷り込みに悩むことが多いのが性の問題であり、ハラスメントなのだと感じた。WEB連載なのか重複が多く、残念。

2022/01/03

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