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たゆたえども沈まず (幻冬舎文庫)

たゆたえども沈まず (幻冬舎文庫)

たゆたえども沈まず (幻冬舎文庫)

作家
原田マハ
出版社
幻冬舎
発売日
2020-04-08
ISBN
9784344429727
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たゆたえども沈まず (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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hit4papa

フィンセント・ファン・ゴッホ、テオ兄弟と、パリの日本人美術商の物語です。美し過ぎる兄弟愛と友情がつづられていますが、そこはフィクションということで。本作品と同時代の画家たちが主役の短編集『ジヴェルニーの食卓』も併せて読むと、絵画史におけるこの時代の位置付けについて理解が進みます。本作品は、ゴッホの生涯に、林忠正を絡ませて、よりドラマチックに仕上がっています。実際に、ゴッホ兄弟と林に交流があった事実は見つからないそうですが、著者の想像としてもリアリティを強く感じるでしょう。タイトルの意味が印象的です。

2020/11/02

さてさて

原田さんの時空を超えたストーリーの巧みな紡ぎによって、ゴッホが確かに生きたあの時代のパリの活き活きとした人々の暮らしを垣間見ることができました。絵画に興味のなかった人が絵画に興味を抱くようになる。絵画が好きな人はその絵画に見えていなかったものが見えるようになる。『いつも名画が生まれる瞬間に立ち会いたい一心で、私は小説を書いています』とおっしゃる原田さん。そのアート作品の傑作にすっかり魅せられた、そんな素晴らしい作品でした。

2020/09/08

あきら

ゴッホの人となりや作品についてほとんど知らなかった。そんな自分が読んだ後に、ゴッホや絵画について調べたり、美術館に行きたくなっている。 まさに本の醍醐味を感じさせてくれた物語。

2020/12/01

rico

19世紀後半のパリ。旧来のアカデミー的お約束の世界を蹴飛ばし、新たな表現・新たな世界を目指す若き画家たち。その彼らを魅了したジャポニズ。画商林忠正の助手として配された架空の人物重吉と、ゴッホの弟テオを中心に描かれる、あの頃のパリの熱。虚実織り交ぜた展開に引き込まれ圧倒されます。この絵・あの絵が思い浮かびます。でもどこか物足りない。きれい、過ぎるのです。テオの想いも何だかすっきりしてるし。マハさんの愛と筆力をもってしても、魂を削って描かれたようなゴッホの作品世界の凄まじさを描くのは、難しいのかもしれません。

2020/08/14

ゴルフ72

たゆたえども沈まず・・・芸術の都パリを、無名のゴッホを、兄のテオを、日本の芸術を「ジャポニズム」として広めた林忠正を・・・この言葉が彼らの人生を表現している。今回の原田さんの作品は、この三人を中心にこの時代に旅に誘ってくれたことに感謝します。

2020/05/17

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