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血の雫 (幻冬舎文庫)

血の雫 (幻冬舎文庫)

血の雫 (幻冬舎文庫)

作家
相場英雄
出版社
幻冬舎
発売日
2021-10-07
ISBN
9784344431294
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血の雫 (幻冬舎文庫) / 感想・レビュー

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アッシュ姉

凶器は同じなのに被害者の接点が見つからない連続殺人事件。捜査が難航するなかインターネットを使った劇場型犯罪へと発展してしまう。予想のつかない展開で楽しめたが、犯人の目的が見えてくるとズシリと重たかった。前半と後半の読み心地の違いに戸惑ったが、あとがきで相場さんの熱い思いにふれて良かった。

2023/04/18

GAKU

積読本消化。好きな作家、相場さんの作品なので、それなりに面白かったです。うん、それなりに。

2022/06/02

シキモリ

抜群のリーダビリティーで読ませる社会派サスペンス。SNSで失態を晒された中堅刑事とサイバー犯罪対策課の訳あり新人が連続殺人事件の真相を追うバディもので、毎度お決まりの展開と言ってしまえばそれまでだが、昨今取り沙汰されるネット社会の弊害を数多く取り上げている。私自身は学生時代にSNSがなくて本当に良かったと思うタイプ。ネットリテラシーと復興支援問題という二つのテーマが上手く融合し切れなかった印象は残るものの、東日本大震災を絶対に風化させないという著者の矜持を感じられる一冊。問題提起はし続けてこそ意義がある。

2021/10/16

タルシル📖ヨムノスキー

東京都内で起こる連続殺人事件。殺されたのは自称モデルの女性、初老のタクシー運転手、町内の治安を守る好好爺。これらの事件、凶器は一致するも、3人に接点はなく…。捜査にあたるのは過去の事件のネットトラブルで心を壊してしまったベテラン刑事の田伏、そしてITに詳しい新米刑事の長峰。最近よくあるネットの闇がテーマの小説かと思いきや、後半その内容や意味合い、そしてテーマはガラッと変わる。どう変わるのかは裏表紙にも一切書かれていないので伏せておくけれど、これは本当に衝撃的な物語でした。そしてモヤモヤする事件の幕引きも。

2023/06/24

たーさん

都内で発生したモデルの殺人事件。地取り・鑑取り捜査が難航する中、第二、第三の事件が発生してしまう…。SNSやネット社会を背景に東日本大震災後、福島原発事故により言われなき風評により辛い立場に追いやられた人達の声を描いた優れた社会派ミステリーで読み応えがあり考えさせられる話でした。と同時に優れた警察小説で誘拐事件捜査の過程でネットに顔を晒され心が壊れた元SITの田伏警部補と元SEのサイバー捜査官の長峰巡査長の捜査の過程で相棒になっていく過程や往々にして進まね捜査に焦る捜査本部の描写がさすが警察小説!でした。

2021/10/11

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