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落葉 (幻冬舎文庫 た 49-11)

落葉 (幻冬舎文庫 た 49-11)

落葉 (幻冬舎文庫 た 49-11)

作家
高嶋哲夫
出版社
幻冬舎
発売日
2022-09-08
ISBN
9784344432314
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落葉 (幻冬舎文庫 た 49-11) / 感想・レビュー

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ともくん

意志と行動が繋がらなくなる、脳神経の病気。 パーキンソン病。 原宿で倒れた初老の内藤を助けた、三人の若い男女。 内藤に惹かれてゆく若者たち。 それぞれがパーキンソン病という病と嫌でも向き合ってゆく。 そして、高齢者と若者を繋ぐ架け橋になる。

2024/04/07

タルシル📖ヨムノスキー

パーキンソン病を患う60歳の男性・内藤。彼の目標は「死ぬまで自分でトイレに行く」こと。そんな彼がある日偶然に出会った若者たちと共に、YouTubeを使ってパーキンソン病患者や高齢者向けの体操コンテンツを配信するという話。内藤の病気は数値的な云々はさておき一応何とか自分で生活できるレベルなので、まだまだ軽いといえば軽いのですが、これ以上重症になると物語自体が成り立たなくなってしまうので….。様々な世代がみんなで協力して一つの目標に向かってそれぞれの個性を生かしながら突き進むというのはエンタメの王道で大好き。

2024/03/24

Yunemo

著者の着眼点に改めて感じ入って読了です。パーキソン病に罹患した人の心のうち、またその周知、進行を遅らせるための手法をメインとして記され、尚且つ、かかわりを持つのがそれぞれに問題を持つ若い人。主人公の私が、自身の過去の経験値からはとても理解が出来ずにいる様子に、当方も納得感。世代間、またこの令和の時代の生き方、コロナを経験した人たちの考え方、まさに多様性そのもの。世代の違いの垣根について、その種類、そうなんだ、と改めて感じ入り。全体にプラス思考での行動とはなるけど、ワールドフェスタにはちょっと、との想いで。

2022/09/25

りちゃ

何かをしなければ、という思いに突き動かされてきた世代。すべてを行きがかり上のこととして片付け、嫌でないことはとりあえずやる、そんな世代。繋げたのは、死なないけれど、治療法がなく、進行性の病気を患っている内藤さん。他人を否定しない姿勢って良い。あきらめないって大切。

2022/12/14

ミコ

高嶋さんのパニック系小説が好きなので、今作はどんな感じだろうと読み進めた。予備知識がなかったから思ったのと違う趣だったけど、人生を前向きに考えられる様になるいい小説でした。

2023/03/11

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