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さようなら、私[新装版] (幻冬舎文庫 お 34-21)

さようなら、私[新装版] (幻冬舎文庫 お 34-21)

さようなら、私[新装版] (幻冬舎文庫 お 34-21)

作家
小川糸
出版社
幻冬舎
発売日
2023-11-09
ISBN
9784344433281
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さようなら、私[新装版] (幻冬舎文庫 お 34-21) / 感想・レビュー

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Karl Heintz Schneider

中学時代の同級生の葬式に出席するために久々に故郷に帰った美咲。そこで偶然出会ったナルヤから突然自宅に誘われる。気楽に「いいよ。」と答えたのだがその故郷はモンゴルだった。最初は人や習慣に慣れずに戸惑うが自然に彼らのおおらかさを受け入れるように。日本にいた時に悩んでいたことがちっぽけなことだと思えるようになる。異国という全く違う環境に身を置くことにより過去のしがらみ、トラウマ、憎しみから決別し新しい自分に生まれ変わってゆく物語。「さようなら、私」というタイトルにはそんな想いが込められているのかもしれない。

2024/01/30

mayu

新装版なので、書かれたのは10年以上前だった。心に抱えた重く苦しい気持ちが開放へと向かう3つの短編集。同級生の死と退職、母親との苦い想い出と過去に負った深い傷、1話目も2話目も海外の地で旅先に触れる事で自分自身と向き合う話だったので、その流れなのかなと思っていた3話目の女性の立ち直り方が中々に独特で、小川さんもこういう話を書くんだなぁという印象だった。私なら考えられないし、旦那さん心広すぎだわ。と思った。三人三様に新たな明るい道に進んでほしい!これに尽きる一冊。

2024/01/14

あっ!chan

憧れの職業に就いた途端燃え尽き症候群になった、放浪の果てにホームレスとなった母親の死を聞いた、自分の不注意で我が子を亡くしてしまった3人の女性が生きる希望を見失ないかけてとった行動は...初恋の人に誘われて出かけたモンゴル、幼少期生まれ育ったバンクーバーへの出張、そしておかまの店長が経営するおっぱいの森でのアルバイト、それぞれの経験と周りの人たちの励ましで、あらためて自分を見つめ直し取り戻すことに...そんな素敵な3つのお話。モンゴル編は旅行記みたい。

2023/11/30

てつふふ

恐竜の... : 自分がモンゴルを訪れているような気になる描写、食事は不味そうだけど草原で用をたすのは気持ち良さそう。パンチが効いている。ナルヤくんが美咲のすべてを包み込んでくれているが真のモンゴル人になれるのか一抹の不安が。 サークル... : 母親を忌み嫌っていた主人公が、それが誤解だったことを知る。たった1枚の紙きれで。 おっぱいの... : 正直言ってあんまりこころが動かなかった。衝撃的な出来事から立ち直るプロセスがしっくり来ないからかな。

2024/01/15

bluelotus

★★☆☆☆ 各々の苦しみ、悲しみからの立ち直り方がどうもしっくりこなかったというか生理的に合わないところが多々あった。

2023/12/27

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