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地獄の道化師 (江戸川乱歩文庫)

地獄の道化師 (江戸川乱歩文庫)

地獄の道化師 (江戸川乱歩文庫)

作家
江戸川乱歩
落合教幸
出版社
春陽堂書店
発売日
2015-03-20
ISBN
9784394301493
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地獄の道化師 (江戸川乱歩文庫) / 感想・レビュー

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Kircheis

★★★★☆ 明智物の中編を2編収録。 表題作は、乱歩にしては割とストレートな本格風ミステリ。 真相はそれほどややこしいものではなく、ほとんどの人が途中で気付けるだろう。 序盤の綿貫創人が焼き殺されそうになるシーンとそれに続く展開は少年探偵シリーズの『魔法人形』でほぼそのまま転用されているが、確かにここは意外性があって面白い。 ただし、石膏像の中の死体が発覚したのは偶然だし、その他色々ご都合主義な部分も多い。 とはいえ、併録の『一寸法師』も個人的に好きな作品なので、かなりお薦めの一冊ではある。

2020/03/28

優希

鳥肌が立ちました。『地獄の道化師』と『一寸法師』の2編、どちらも面白かったです。猟奇的な殺人に挑む明智小五郎。二転三転する犯人像にハラハラし、ゾクゾクしました。一昔前の探偵小説ながらどこを切り取っても面白いです。『地獄の道化師』の不気味さが美しくて好みでした。

2016/02/16

青蓮

「地獄の道化師」「一寸法師」共に非常に面白く読みました。猟奇的な殺人事件に挑む明智小五郎、物語が進むにつれて二、三転する犯人像。真犯人は誰なのか、ページを捲る手が止まりませんでした。どちらも面白かったけれど「地獄の道化師」が好みかな。道化師の持つ不気味さ、怖さを効果的に扱ってるのが良かったです。

2015/05/12

リッツ

うわ~!懐かしいこの暗がり。その昔、父や兄の本を借り読みしたときのトーンを思い出す。地獄の道化師は多分初読み。途中で予測がたつのはトリックが最近よく読むミステリーやホラーの原点ってことだな、と。それにしても凄まじい怨念。一寸法師は既読のはずが『ええ?!こんなシーンあったっけ?』とその淫靡さに驚く。兄だって中学生位だったはずだから、子供向けに構成されてたか、読んでもピンとこなかったか?時代を肌で感じる。今度は「蜘蛛男」が読みたい。あと「パノラマ島奇談」も。

2018/09/06

まさ☆( ^ω^ )♬

明智小五郎が登場する「地獄の道化師」「一寸法師」の2篇が収録されています。どちらも面白い。何度か読んでるはずなのに、二転三転するストーリーにページをめくる手が止まりません。大正〜昭和初期の雰囲気がおどろおどろしくて良いですね。この時代ならではのミステリ。

2020/12/31

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