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恋大蛇 羽州ぼろ鳶組 幕間(祥伝社文庫 い27-13)

恋大蛇 羽州ぼろ鳶組 幕間(祥伝社文庫 い27-13)

恋大蛇 羽州ぼろ鳶組 幕間(祥伝社文庫 い27-13)

作家
今村翔吾
出版社
祥伝社
発売日
2022-03-19
ISBN
9784396347994
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恋大蛇 羽州ぼろ鳶組 幕間(祥伝社文庫 い27-13) / 感想・レビュー

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W-G

ついに最新作まで追いついてしまい、嬉しいような哀しいような、複雑な気持ち。シリーズ初の短編集にして、シーズン1と2の幕間。それぞれの話に先の匂わせがある。弾馬が好きなので、表題作も良かったが、意外な人物をメインで再登場させた『流転蜂』がかなり面白かった。『胡蝶蘭』ではあまり描かれなかった鮎川転の内面が、ここまでかというくらい男前で、ファン急増間違いなし。本編でのカムバックが楽しみ。ラストの『三羽鳶』も良い味出してはいる。この中では銀治が推し。しかし、若手は誰から誰までが一世代なのか、区分けに混乱してきた。

2022/06/29

しんごろ

アイツは罪としっかり向き合い、再起を成し遂げるのか。その能力は皆が認めてる。弾馬は、火消仲間以上に心強い味方。弾馬はさらに凄い火消になること間違いない。黄金の世代の下もしっかり育っている。地味かもしれないが、その渋さは正にいぶし銀。銀波の世代とはよく言ったものだ。幕間とは言うが第二幕の伏線としか思えない。この幕間がぼろ鳶組シリーズの第二幕にどう繋がるのか。楽しみだ。今村翔吾よ、早く第二幕を読ませておくれ。源吾が火を喰らうなら、自分はぼろ鳶組を読んで読んで喰ってやるぜ!

2022/03/30

旅するランナー

幕間をつなぐ3短編。でも、単なる場つなぎではありません。端役にスポットライトを当てて、静かな闘志を感じさせる、心にしみる作品になっています。火消の心意気がつながっていきます。物語の背景として、これまでのシリーズ作の話も出てきます。あの神回、鬼煙管も語られ、またしても涙ぐんでしまいます。すごいですね~。まさしく今村翔吾の時代といえり。ぼろ鳶シリーズに隙間なく、ますます天晴也!

2022/06/10

ナルピーチ

ぼろ鳶シリーズ幕間。三話の物語で構成された外伝的な位置付けの短編集。一話目『流転蜂』と二話目の『恋大蛇』はともに恋愛模様を絡めた作風。どんなに燃え盛る炎も消してしまう頭達なのに、想い人に対する熱い恋心は燃え上がる一方。これはもう消化不可能ですね!三話目『三羽鳶』では“黄金世代”の陰に隠れている下の世代の頭たち3人が、謎の火災事件について調査をしていく。次代を担う頭たちを前に、黄金世代もウカウカしてる余裕はなさそうですね。さぁ、これで助走もついた。第二章の幕開けも目前か?!お願いしますよ。今村先生!

2022/06/30

海猫

シリーズ初の外伝的短編集。「流転蜂」「恋大蛇」「三羽鳶」の3編収録。本はいつもより少しだけ薄めだが、読んでみると各編趣向が違うし、どの話もドラマチック。出てくる男たちはカッコいい。ここぞという場面で決めに決めてくるので、もうたまりませんなあ。読み終わってみると、むしろ厚みを感じた。「羽州ぼろ鳶組」は、短編も切れる。ぼろ鳶組は直接は登場せす、登場人物らの会話の中でしか出てこない。とはいえ、後の大きなストーリーに繋がっていきそうな展開が多く、シーズン2への期待がとにかく高まる。早く本格始動した長編が読みたい。

2022/04/20

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