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おでんオデッセイ

おでんオデッセイ

おでんオデッセイ

作家
山本幸久
出版社
実業之日本社
発売日
2023-11-22
ISBN
9784408538471
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おでんオデッセイ / 感想・レビュー

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夢追人009

都会の一流商社で働くが身体を壊してリタイアし故郷の町に帰って祖父の名前をもらった屋台のおでん屋「かいっちゃん」を開業して人生のリベンジに奮闘するアラサー女子・静香の活躍を描くアツアツの人情味溢れる痛快な物語です。一部の常連客つみれさん(本名すみれさん)や地元の素人漫才コンビのお蔭でギリギリの利益で踏ん張る静香に訪れる一大転機に粘り強く頑張る事の大切さを教えられます。イヤな客もいるけど幸運を運ぶ女神のような客もいて努力が報われるサクセス・ストーリーには熱い感動が込み上げて来ましたね!#NetGalleyJP

2023/12/30

おしゃべりメガネ

やっぱり期待通りに山本さん作品はほっこりさせてくれますね~。今回のお仕事テーマは『屋台おでん』。OLを持して、屋台にておでん屋をやっているアラサーの「静香」は日々、細々ながら順調に営業しています。母が営む練物屋も老舗ならではの営業力で、素晴らしいスタッフと共に仕事ができています。屋台にくるお客様との出会いや元カレとの再会などを通し、「静香」の更なる成長へとつながっていきます。本作を読んで改めて思いますが、やっぱり人と人との繋がりって本当に大切なんだなと。結局困ったトキ、最後は人の繋がりに助けられますよね。

2024/01/19

みかん🍊

東京でハードな仕事に身体を壊し練物屋を営む実家へ戻った静香は並行して夜は屋台おでん屋を営む、そこに現れる美術館の学芸員のつみれさんや芸人を目指す二人組、バイトの大学生など常連さん達との交流や元彼との再会、人情味溢れるお仕事小説でもある、常連の過去の登場人物なども何気に登場している、なかなか上手く行かないこのご時世こんな風に楽しくおでんの様に温かく心に滲みる作品はほっとする。

2024/01/11

シナモン

都会に疲れ練物屋を営む実家に戻ってきた静香。このままではと決意も新たに始めたおでん屋「かいっちゃん」を舞台に描かれる物語。丁寧にきちんとつくられた練物が美味しそう。練物を作る工程ってよく知らなかったから興味深かったです。「我々みんながいるからこそ、世の中は成り立っているのです。だから不要な人間なんてひとりもいません」心にしみました。 

2023/12/18

ゆみねこ

山本さんのお仕事小説、今作はおでん屋。東京の総合商社で働き過ぎて体を壊し実家で母が営む練物店を手伝うことになった有野静香。亡き祖父が遺したおでん屋台「かいっちゃん」で奮闘する。出てくるおでん種が美味しそうでこの季節にピッタリ。山本さんの過去作から漫才コンビの[アカコとヒトミ]や[アヒルバス]も登場で嬉しくなった。

2023/12/15

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