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花屋さんが言うことには (ポプラ文庫 や 2-9)

花屋さんが言うことには (ポプラ文庫 や 2-9)

花屋さんが言うことには (ポプラ文庫 や 2-9)

作家
山本幸久
出版社
ポプラ社
発売日
2024-03-05
ISBN
9784591181492
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お仕事系小説の名手・山本幸久が贈る…“お花と幸せ”満載の物語『花屋さんが言うことには』が文庫本化

『花屋さんが言うことには』(山本幸久/ポプラ社)

 2022年に「王様のブランチ」で取り上げられて話題を集めた小説『花屋さんが言うことには』の文庫版が、2024年3月5日(火)に発売された。花屋を舞台に繰り広げられる心温まる物語に、読者から多くの反響が集まっている。

 著者の山本幸久といえば、2015年にドラマ化された『ある日、アヒルバス』や第11回エキナカ書店大賞に選ばれた『店長がいっぱい』などを執筆した“お仕事系小説”の名手。ほかにも『ミックス。』や『コンフィデンスマンJP』を始めとした人気作のノベライズ版を手掛けたことで知られている。

 そんな山本が贈る『花屋さんが言うことには』は、題名の通り“花”がテーマとなった作品だ。主人公・君名紀久子はグラフィックデザイナーを目指して芸大を卒業したが、就職活動が上手くいかずに食品会社へ務めていた。その会社は絵に書いたようなブラック企業であり、嫌気が差した彼女は退職願を叩きつけて別の道へ進むことを決断する。

 しかし、あるとき職場の上司から半ば強引にファミレスへ呼び出され、脅迫まがいな物言いで会社へ戻るよう要求…

2024/3/12

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花屋さんが言うことには (ポプラ文庫 や 2-9) / 感想・レビュー

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れもん

図書館電子書籍。章のタイトルが花になっていて、その花の花言葉で章を締め括る。ストーリーがキレイにまとまっていて、各章を読み終えるたびに、紐をぎゅっと結ぶような締めた感で満たされる。主人公のキクちゃんとの縁でそれぞれが一歩を踏み出し、もちろんキクちゃん自身も一歩を踏み出し…花で繋がる縁に素敵だなと思えるストーリーでした。花って、生活に色を入れて鮮やかになる。誰かにプレゼントをして想いを伝える。良いなぁ、花って。次に晴れた日には、花壇の手入れをしよう。

2024/03/25

mayu

ヘビーな本が続いたので癒やされたくて選んだ久しぶりの山本さん。偶然の出逢いから川原崎花店でバイトを始めた紀久子。配達やブーケ作り、花の名前、どんどん花屋に馴染んでいく適応力が凄い!!一生懸命仕事をこなす中で縁が引き寄せられる様に広がって夢であるグラフィックデザイナーの仕事にも繋がっていく。皆優しくて温かい人達。章の最後の花言葉に切なくなったり、やるねぇとなったり、なんとも素敵。知らない花を検索しながら読んだり、花と縁に満ちている優しい一冊。

2024/03/18

FUKUIKE

★★★★☆ 久しぶりの山本幸久作品!今回も読後は心がホッコリ!花言葉についていろいろ知ることが出来ました!川原崎花店みたいな花屋さんでお花が買えたらきっと幸せな気分になれるだろうな!

2024/03/08

りょう

春になって沢山のお花が咲き始め、日々が楽しい今の季節にピッタリの楽しくって元気が出る小説。ブラック企業で疲弊して辞めて花屋さんでバイトすることになったキクチャンが、いろんな人に出会い自分のグラフィックデザイナーになりたいっていう気持ちをお店のショップカードや包装紙をデザインしたりして、実現していくお話。登場人物のキャラも気持ちよく楽しかったです。山本さんの小説はいつもじわっと元気が出るなあ。

2024/04/22

みやこ

ブラック企業を辞め、駅前に古くからある花屋で働くことになった25歳の主人公。彼女にはグラフィックデザイナーになるという夢があった。同じ店で働くスタッフや店を訪れる人々にも不本意な過去や本当にやりたいこと、家族への思いなどさまざまな事情がある。彼らの物語を花たちが彩っているのが優しかった。目の前の仕事に取り組むうちに、少しずつ道が拓けていく彼女を見守るような気持ちで読んだ。

2024/04/10

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