([や]2-8)あの夜を覚えてる (ポプラ文庫 や 2-8)
「([や]2-8)あの夜を覚えてる (ポプラ文庫 や 2-8)」のおすすめレビュー
一夜限りで復活した深夜のラジオ番組が奇跡を起こす――オールナイトニッポンを舞台にした話題の生配信舞台演劇ドラマが小説化!
『あの夜を覚えてる』(小御門優一郎:脚本、山本幸久:小説/ポプラ社)
コロナ禍以降、ラジオを聴く人びとの数が増えているという。声のみの発信であるがゆえにパーソナリティとリスナーの距離が近く、他のメディアにはない親密さを感じさせてくれるラジオ。ラジオによって私たちは孤独を癒され、勇気をもらい、生きる活力をチャージできるといっても過言ではない。
『あの夜を覚えてる』(小御門優一郎:脚本、山本幸久:小説/ポプラ社)は、そんなラジオの魅力がたっぷり詰まった100%のラジオ小説だ。
本作の元になったのは、オールナイトニッポン55周年を記念して2022年に配信された同名の生配信舞台演劇ドラマ。舞台となるのはもちろんニッポン放送で、主人公はラジオ番組の新米AD、植村杏奈だ。人気俳優・藤尾涼太がパーソナリティを務める番組で日々、忙しく働いている。だが節目となる100回目の放送を前に、藤尾の密会写真が週刊誌にすっぱ抜かれてしまい、この件を番組内でどう扱うか関係者一同は悶々とする……。
という導入部からたちまち作中内番組、『藤尾涼太のオールナイトニッポン』の世界に引き…
2023/10/5
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地獄のような日々を潤してくれたオールナイトニッポン。『あの夜を覚えてる』ノベライズに込められた深夜ラジオ愛と“忘れられない放送”を語る【小御門優一郎×山本幸久×石井玄インタビュー】
深夜ラジオ番組「オールナイトニッポン」55周年を記念して2022年3月に上演された舞台『あの夜を覚えてる』。ニッポン放送社屋から生配信という前代未聞の形式が話題を呼び、2万3000人以上が視聴した。
今年9月、本公演のノベライズがポプラ社より発売された。本作は舞台から大幅にパートが追加されており、独立したひとつの小説として存分にラジオの魅力を味わうことができる。
本記事は公演の脚本・演出を務めたストーリーレーベル「ノーミーツ」の小御門優一郎さん、ノベライズを手がけた小説家の山本幸久さん、ニッポン放送プロデューサーの石井玄さんへのインタビューをお届けする。ノベライズのお話はもちろん、深夜ラジオの魅力や次回公演「あの夜であえたら」について伺った。
(取材・文=金沢俊吾 撮影=金澤正平)
――昨年3月に『あの夜を覚えてる』上演から1年半が経ちました。終演後の反響はいかがでしたか?
小御門:何人もの視聴者の方が感想をポッドキャストで熱く語ってくださったり、とにかく公演後の反響が大きくて「ラジオを大好きな人がこんなにいるんだな」と、改めて実感しました。あと、生配…
2023/10/6
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([や]2-8)あの夜を覚えてる (ポプラ文庫 や 2-8) / 感想・レビュー
りんだりん
オールナイトニッポン55周年記念公演「あの夜を覚えてる」の脚本がアレンジされ小説化されたもの。一言で言うならば、ラジオが好きな人には読んでほしい本。三谷幸喜の「ラヂオの時間」にも通じるものを感じる。そして、福山雅治さんのオールナイトニッポンの最終回を思い出してしまった。この秋待望の続編が公演されるらしい。行きたいけど行けないから配信で観ようと思う。★3
2023/09/25
まあ
深夜ラジオはずっと寄り添ってくれる。 勤労感謝の日は、ニュースクラブ、マヂラブ、バナナムーン、馬鹿力聴いた。 昨日は、サンドリ、DCG、霜降り、カーボーイ。 今日は佐久間さん、三四郎、不毛。 これからオードリー、ターン聴く。 日曜の夜を寄り添ってくれる。
2023/11/26
9分9厘
初めてオールナイトニッポンを聞いたのはいつだったか?誰のだったか?いまや遠い昔。高校受験のときに頑張って夜中まで勉強しようと、友達とその夜のオールナイトニッポンの一曲目にかかった曲を次の日に言い合う。という面白いのか何なのかわからないことをやっていた。スマホもないあのころの夜中に友とつながるツールだった。今も作業のお供はラジオだ。良い奴だ。
2023/10/05
ゆかり
普段全然ラジオ聴かないけど、これを読むとなんだかラジオが聴きたくなる。
2024/04/24
みぬむし
おもしろかった!この記念公演を全然知らずに単純に小説として楽しみました。藤尾涼太役は千葉雄大だったのかー。ちょっとイメージが違いました。深夜に日本放送前に集まったヤバめ人たちにムネアツ
2024/03/16
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