KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

THE 密室 (ジョイ・ノベルス)

THE 密室 (ジョイ・ノベルス)

THE 密室 (ジョイ・ノベルス)

作家
泡坂妻夫
山村 正夫
鮎川哲也
折原一
陳舜臣
山村 美紗
飛鳥 高
出版社
有楽出版社
発売日
2014-08-28
ISBN
9784408606880
amazonで購入する

THE 密室 (ジョイ・ノベルス) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ばりぼー

英語の定冠詞「THE」は、広辞苑では「普通名詞の前について、同類のものの中で特に代表的・典型的なものとして強調する語」とあります。だとすると、この作品選択は、アンソロジーとしてどんな読者層をターゲットにしているのか、狙いがやや散漫。コアなファンのためには現在入手しづらい年代物を並べるべきだし、入門編とするなら「ウヒョッ」が入るのもわかりますけど…。私はW山村目当てで手にしましたが、美紗氏の「ストリーカーが死んだ」には、いろんな意味で驚かされました。今時、ストリーキングなんて誰も知らないでしょう(笑)。

2015/10/26

aquamarine

鮎川、泡坂、折原、山村美紗作品は既読。それらも含めこのテイストは好きですね。古臭いわけではないけれど昭和の香りがちょっとするような。短編でもしっかりそれぞれの味が出ていると思います。山村美紗さんの作品は久しぶりに読みました。読んでいて何となく文章の癖を思い出し懐かしくなりました。陳舜臣さんはもしかしたら初めて読んだかもしれません。トリックには驚愕。山村正夫さんも飛鳥高さんも改めて考えるとあまり数読んでいない気がします。ゆっくり手に取ってみたくなりました。

2015/04/02

sora

懐かしい 名前がちらほら、例えば山村美紗。娘はTVドラマで時々(再放送!?)で見かけるけれど、本人はなくなったから二十何年も経って、古臭くなっていても結構楽しんで読めた「ストリーカーが死んだ」。題も懐かしい。それに、電車の中で読むにすごく最適な本です。

2015/12/06

yucchi

【一人密かに密室祭第五弾】鮎川氏と折原氏のは既読。それでも充分楽しめる贅沢な1冊。古き良き上質な短編が今風な表紙でご提供されてます(笑) 山村美紗氏というとどうしても娘さんが出てる2時間ドラマのイメージが強いけれど、短編ながら読み応えがあって好み。

2015/03/22

hanchyan@飄々 

7つの密室のうち初読がふたつ。どっちも山村さんだ(笑)。正夫さんの方は、お得意の“推理クイズ(ホントに面白い。「トリック・ゲーム」とか名著がたくさん)”が「湯殿山麓・・・」の雰囲気をまとっていて楽しめた。そして、美紗さん。よくもまあ短編にこんだけ詰め込んだ、ってくらいにいろんなことが起こるので大丈夫かと思っちゃうが、シュルシュルとまとまって見事な着地!さすがは日本のクリスティの面目躍如、といったところ。あと、旧い名作がこの装丁のノベルスで出版されたことの意義は大きいと思いました。おおむね堪能♪

2014/10/18

感想・レビューをもっと見る