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リムレスの空 (クリスタル文庫 55 魚住くんシリーズ 5)

リムレスの空 (クリスタル文庫 55 魚住くんシリーズ 5)

リムレスの空 (クリスタル文庫 55 魚住くんシリーズ 5)

作家
榎田尤利
茶屋町 勝呂
出版社
光風社出版
発売日
2002-04-01
ISBN
9784415088341
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リムレスの空 (クリスタル文庫 55 魚住くんシリーズ 5) / 感想・レビュー

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那義乱丸

再読。読メ始める前の読了本。生と死。命あるもの全てが死という結末を背負っている。その中で自分がどう生きていくのか。身内、友人、恋人、伴侶…出会いと別れが人生には幾度となく訪れ、人と人との繋がりは生きていく力の糧となる。この物語から大切なメッセージを受け取った気がする。なかでも、「自分の大好きな人を数えなさい」という魚住の養母の教えには涙した。そして、ラストページの一文が温かく胸に沁みた。古い作品だけど描かれているのはいつの時代でも不変のもの。何度読んでも心に深く響いてくる。こういう物語が私は好きだ。

2018/08/16

たかはし

再読。特に「夏の子供」はお気に入りのエピソードで、何度読んでも心が洗われて優しい気持ちになれる。温かくて心穏やかになる素敵な一時のお話だなと、読後はいつも胸一杯。充足感に満ちて思わず溜息が出る。子供の太一視点で進まれるひと夏のキラキラと輝かしい思い出。魚住や久留米、マリやサリーム達との時間はかけがえなくて心底楽しくて、皆が大好きなのだと素直な子供視点だからこそ微笑ましい。時に切なくもあり涙してしまう。分け隔てなく接してくれた魚住達との出会いは宝物だったろう。太一から視た大人達がすごく好き。色褪せない名作。

2014/07/19

たにしぃ

はあああこれで終わってしまうのか・・・・最後の太一視点のお話はやさしくて良かったなああ。強い子供だなあ。

2013/06/17

せの

榎田尤利さんという作家さんを教えてくれた友人に感謝する。この作品を読めてよかった。木原さんの「檻の外」に少しだけ似た、最終章が、温かくて悲しくてまぶしい。得たものや感じたことを引き継ぐ対象は、あたたかなものを与える対象は、何も実の子供にだけではない。同性愛カップルと子供、という組み合わせの話はなんだか好きだ。久留米の体育会系な口説き方と、サラッと好きだと言われ嬉しそうにぼやーっとなる魚住にモエ。愛しい物語だった。

2013/06/20

(can´﹀`*)/

シリーズ完結。 さちのちゃんの死の影響で、PTSDと戦う魚住、自分には何もできないと思う久留米。どうなるんだろうと思ったけど、魚住は強かった*恋によって人はこんなにも変化するんだなぁ。。マリちゃんもいい人に出逢って、それも嬉しい♪幸福も不幸も、出会いも喪失も、強さも痛みも、すべて見つめてきた魚住*これからも周りの人に見守られ生きていくんだよー★夏の子どもの太一からの目線のお話もほっこりしました*

2014/04/13

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