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さよなら、子ども虐待

さよなら、子ども虐待

さよなら、子ども虐待

作家
細川貂々
今 一生
出版社
創元社
発売日
2023-07-18
ISBN
9784422931005
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さよなら、子ども虐待 / 感想・レビュー

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たまきら

読み友さんの感想を読んで。幼く無知だからという理由で、扶養者の保護下に置かれる子どもたち。けれどもその「保護者」が機能していなかったら…?文章も、細川さんのマンガも細かい気づきを促してくれていて、読みながら自分のしたことやされたことを思いました。提案されている多くのことに賛同します。わたしたちは負の連鎖を止めることのできる世代になれるはず。笑って無理せず生きるための様々な提案、とても良かったです。

2023/11/03

れっつ

まさに今、大人が読むべき1冊!そして子どもに伝えなきゃいけない1冊だ。目に見える虐待ばかりが虐待ではない。している大人も、されている子どもも、それを虐待だと気づいていないような状況が山ほどある。それは前時代的な法律や、家父長制などの意識が今も根強く残っているから。この本は、虐待されてきた沢山の子どもたちの声を直接聞いてきた著者が、自身の経験と共に今、世の中の現状と、何が必要で今後どうするのがいいか、マンガで、ローステップで伝えておりとても読みやすい。親権や子どもの人権、虐待について知るきっかけに良い1冊!

2023/08/26

まる子

子どもが虐待されていたら「本人」「見ている側」は『児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」』へ。「11月が児童虐待防止推進月間【オレンジリボン運動】」を初めて知りました。虐待と聞くと、暴力や性的な事を思い浮かべるけれど、自分が思っていた以上にあれも!これも!虐待なんだ。と知った。これは大人も子どもも読んだ方が良い。15歳未満の虐待死は年間350人…多い。ニュースになるのはごく僅かなんだ。こども家庭庁ができた背景、様々な支援や制度がある事を知れた。昔と今は違うと認識しなければ気付けないことも。

2023/08/31

spatz

ツレうつ、で有名な漫画家の細川貂々さんと、虐待を長年のテーマとしているライターの今一生さんによる、マンガを挟みながら論じた一冊。 うんざりするほど、絶望的になるほどの事例に日々ふれる、このテーマ。 とても重く苦しいテーマです。 ここでは「誰もが自分自身に関係のあること、自分と無縁ではないんだ」ということに強く気づかされます。 本を読んでいて、小説の場では特に、虐待される子供が出てくるお話、がたくさんあり、多く読まれて感動をよんでいるという事実にも気づきます。深い痛みと悲しみと、寄り添って

2023/09/27

あゆお

虐待について子ども自身が知る機会がないのはその通りだなぁと思う、学校で教えると言っても教員の主観が混ざる(それこそ古い人間が授業をしたら家父長制の考え方に依る)から、サバイバー、当事者にきて貰えばいいのか…でも、それが生徒の心に刺さりすぎたら?その時の受け皿はどこに?自分は、教採の勉強をしているときに虐待の4種類を知って自分に当てはまるかも?と思いそこから勉強し始めた、理解が深まったのはいいけれど短期間で解決できる問題でもない…。この本で挙げられている、当事者が考える改善策が流石だなと思う、

2024/02/03

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