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グリーン・ワールド(上)

グリーン・ワールド(上)

グリーン・ワールド(上)

作家
ドゥーガル・ディクソン
金原瑞人
大谷真弓
出版社
ダイヤモンド社
発売日
2010-01-29
ISBN
9784478860588
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グリーン・ワールド(上) / 感想・レビュー

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細部にわたるまで考えられている様々な設定に圧倒されました。章の間にあるイラストなども、いろいろ趣向が凝らされていてよかったです。

2010/04/20

のら@bowbow

「地球がだめになるお話」と聞かされ、「地球消滅か!どんな話だろう?」とわくわく勘違いしてたら「地球以外の星に移住するお話」でした。話が進むにつれ、地球外の星に移住した人間たちは「よそ者」ではなく事実上の「侵略者」となってしまう。動物が絶滅してしまうあたりに、現代社会のことを思わずにいられなかった。史実というのは実に簡単に忘れられてしまうし、曲げられてしまう。一つ一つの出来事は小さいけれど重い。長い年月を書く事で、時代が動くことを教えてくれる一冊。章ごとのイラストは圧巻。

2012/10/31

ねんこさん

地球を駄目にしてしまった人類が別の移住可能な惑星に植民して、また地球でやったの同じ過ちをを繰り返す1000年間の年代記。マンアフターマンで言うジメッツスムート達の物語と言ったところか。構成としては各年代に生きる市井の人々の生活と自然との関わり方を通して、人類全体の意識の変化と自然破壊の進展を浮き彫りにしていくという趣向。移民当初は謙虚だった人類(それでもボタンの掛け違えの様な違和感はあったが)が、文明を興すに従って傲慢になってく様をイギリス人らしく諧謔味たっぷりに描いている。

2011/10/12

ふぁるこん

ふしぎなグリーンワールドの生態系を見ていると楽しいし、イラストも、楽しい。生き物が絶滅するのは悲しいけど、人も生きていくためにはしょうがないところは、複雑な気持ちになった。

2012/01/22

Tatsuya

何らかの理由で地球によく似た惑星に移住した一万人の人類から始まる、人類の歴史のやり直しと環境破壊の物語。上巻で500年間の小さなエピソードを重ねていき、細かい伏線を散りばめ回収していく構成も楽しいし、『アフターマン』や『フューチャーイズワイルド』で発揮された説得力ある妄想力で描かれるグリーンワールドの生態系も非常に魅力的。文明が発展してきて、下巻では魅力的な生物達がどうなっていくのか考えると悲しくなってくるけど続きが気になる。

2011/03/20

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