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娘の学校 (ちくま文庫 な-2-14)

娘の学校 (ちくま文庫 な-2-14)

娘の学校 (ちくま文庫 な-2-14)

作家
なだ・いなだ
出版社
筑摩書房
発売日
2023-09-11
ISBN
9784480439055
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娘の学校 (ちくま文庫 な-2-14) / 感想・レビュー

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Tomomi Yazaki

なだ先生が校長となり、4人の娘たちを父親の目線で愛を込めて教育する。本書は50年以上前に出版されてますから、娘と言っても、還暦を迎えているかもしれませんが。まずは校長の髭について。男女平等と言えど髭だけは男のもの。それを上手く使うか、それとも無精とするかは本人次第。そして読書。本の価値は読み手によって変わり、読み手もまた、本に左右される。つまり文学とは迷路である。お!深い言葉。そして気づきました。全ての文章が断定で終わっている。たとえそれが間違っていても、それが教師であり、父親の心構えであることに。

2023/12/12

9分9厘

父であるなだいなだ氏が自ら校長となり、四人の愛娘のための授業風エッセイ。ときにユーモアを交えた授業は愛情がにじみ出ており、頬が緩んでしまう。50年以上昔のベストセラーらしいが、現代においても古さを感じない。

2024/01/28

飼い猫の名はサチコ

精神科医で作家の著者が、10歳から下の4姉妹の子供たちに「校長」として語るていで著した味わい深いメッセージ。50年以上前に書かれた文章だが、鮮度が落ちていない。若者に限らず、未だ自分育て中の大人や子供を持つ親に響く本。禍福は、人生をなすメロディーの一音一音。あとから振り返ると曲を成す。個々を受け止めすぎたり、過度に意味づけしないように、というアドバイスに得心。なだいなだという名前は知っていても、本は初めて読んだ。

2023/11/29

ご〜ちゃん

「お前たちにのぞむのは、真理を知ることではなくて、ウソでもいいから、それを確かめてみることの方だ。そもそも、ただ一回の成功で、いったい何を確かめることが出来るだろう」という、校長先生であるなだ先生の言葉が深い。

2024/03/10

よーさか

ユーモアにあふれ、時代を超越した思想が書いてある。哲学が、身近に感じられる。愛に溢れた一冊。

2024/02/25

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