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金子光晴

職業・肩書き
作家
ふりがな
かねこ・みつはる

「金子光晴」のおすすめ記事・レビュー

  • レビュー・書評

80年前の海外旅行とはどんなものだったか。行く先々で旅費を工面しながらの妻帯旅行記

80年前の海外旅行とはどんなものだったか。行く先々で旅費を工面しながらの妻帯旅行記

大正や昭和初期、戦後から60年代、70年代頃までの時代に興味があるので、本でも映画でも写真でも、その時代が描かれているというだけで、選ぶことがよくある。 「どくろ杯」は金子光晴の自伝で、妻となる女性との出会いから、最終目的地の巴里に向けて妻と共に出発し、上海を経て香港、ベトナムやマレーシア、シンガポールなどのへ放浪の旅を綴ったもの。大正末期から昭和初期にかけての東京の人々の暮らしぶりや、当時の上海の様子などがよくわかる。

また、民主主義や人道主義、無政府主義などの新しい思想に目覚めた当時の若者たちが、いまだに”女衒”が活躍しているような時代にどんな生き方をしているかを知るのも興味深い。 タイトルの「どくろ杯」は、モンゴルで手に入れたという、殺されたか、病死したかわからない若い女性の頭蓋骨で作った杯。金子の友人が自分もどくろ杯を作りたいと言って、上海で土葬になった子どもの死体から頭蓋骨を盗んできてどくろ杯を作ろうとする。これはエピソードのひとつに過ぎないとはいえ、私にとっては気持ち悪く、決して娯楽として読みたい本ではない。ただ、この当時の人たちにとっ…

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「金子光晴」の本・小説

じぶんというもの - 金子光晴老境随想 (中公文庫)

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作家
金子光晴
出版社
中央公論新社
発売日
2016-02-23
ISBN
9784122062283
作品情報を見る
マレーの感傷 - 金子光晴初期紀行拾遺 (中公文庫)

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作家
金子光晴
出版社
中央公論新社
発売日
2017-08-22
ISBN
9784122064447
作品情報を見る
自由について - 金子光晴老境随想 (中公文庫)

自由について - 金子光晴老境随想 (中公文庫)

作家
金子光晴
出版社
中央公論新社
発売日
2016-03-18
ISBN
9784122062429
作品情報を見る
金子光晴の旅-かへらないことが最善だよ。 (コロナ・ブックス)

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作家
金子光晴
横山 良一
出版社
平凡社
発売日
2011-02-21
ISBN
9784582634556
作品情報を見る
詩集「三人」 (講談社文芸文庫)

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作家
金子光晴
森三千代
森乾
出版社
講談社
発売日
2019-05-12
ISBN
9784065160275
作品情報を見る
最後の酔っぱらい読本 (講談社文芸文庫)

最後の酔っぱらい読本 (講談社文芸文庫)

作家
吉行淳之介
高橋和巳
阿川弘之
阿部昭
なだ・いなだ
遠藤周作
金子光晴
小沼丹
藤枝静男
李 太白
里見 とん
佐藤春夫
和田誠
小泉 喜美子
戸板康二
桂 文治
徳川夢声
團伊玖磨
河上 徹太郎
出版社
講談社
発売日
2014-10-11
ISBN
9784062902465
作品情報を見る
老薔薇園(シリーズ 日本語の醍醐味 7)

老薔薇園(シリーズ 日本語の醍醐味 7)

作家
金子光晴
七北数人
出版社
烏有書林
発売日
2015-11-05
ISBN
9784904596098
作品情報を見る

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