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紙魚の手帖Vol.12

紙魚の手帖Vol.12

紙魚の手帖Vol.12

作家
円城塔
柞刈湯葉
小田 雅久仁ほか
出版社
東京創元社
発売日
2023-08-12
ISBN
9784488031176
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紙魚の手帖Vol.12 / 感想・レビュー

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やすお

書籍のSFアンソロジー「Genesis」が雑誌になったようです。今後は書籍のアンソロジーは出ないのは少し寂しくもあるが、代わりに雑誌を購入するいいきっかけになるのかもしれない。収録作品はどれも面白かった。話が止まっていそうで進んでいる「ローラのオリジナル」(円城塔)、なんとも切ないSFラブストーリー「扉人」(小田雅久仁)と「英語をください」(アイ・ジアン)、リアルさに慄く「冬にあらがう」(宮西建礼)といったところが、印象に残った作品。創元SF短編賞を受賞した「竜と沈黙する銀河」を読めるのもよい。

2023/09/29

やす

GENESISが雑誌の号になると聞いていたが、偶然書店で見つけたので購読。2023年創元SF短編賞「竜と沈黙する銀河」阿部登龍 竜がいるがそれ以外は地球に等しいような世界。第二次世界大戦までは竜の運用が戦力を決定していた。アフリカのとある種族は竜のレースを行う。竜乗りだった主人公はデビュー前に飼竜を事故で失う。主人公は双子の姉妹妹はよくわからないことを言う。自らを竜の墓となせ。暗転して主人公はワシントン条約を監視する国際機関の査察官となる。なかなか目まぐるしい展開。仕掛けも銀河規模。よいとおもいます。

2024/01/07

DEAN SAITO@1年100冊

GENESIS全5巻を立て続けに読んでから、これも。作家ごとの作風が何となくわかるのが一気読みの楽しみ。

2023/10/02

イツキ

今年からSFアンソロジーGENESiSが合流したということで購入。宮澤伊織「ときときチャンネル#6」安定の面白さです、ネットスラングで話す高次元知性体はなんとも言えないイヤさでしたが。柞刈湯葉「記憶人シィーの最後の記憶」人間がいなくなった地球ですべてを記憶することを使命として生きる主人公が印象的、シリーズ化を期待したいところ。創元SF短編賞受賞作の阿部登龍「龍と沈黙する銀河」も非常に面白いです、こちらも長編やシリーズ化に向いていそうな内容ですし期待したいですね。

2023/09/09

mirie0908

SF特集どれも読み応えあり。創元SF短篇賞の「竜と沈黙する銀河」よかった。宮澤伊織「登録者数完全破壊してみた」面白かった。鍛治靖子さんの『銀河帝国の興亡』新訳裏話や、加藤直之さんの『星を継ぐもの』カバーイラストの特別寄稿、高橋良平さんの「草創期の創元SF」対談など、どれも貴重なお話で大変よかった。

2023/09/10

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