KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

わたしが幽霊だった時 (創元推理文庫)

わたしが幽霊だった時 (創元推理文庫)

わたしが幽霊だった時 (創元推理文庫)

作家
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ
Diana Wynne Jones
浅羽莢子
出版社
東京創元社
発売日
1993-10-21
ISBN
9784488572013
amazonで購入する Kindle版を購入する

わたしが幽霊だった時 (創元推理文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

あっちゃん

ティーン向きの作品!コレは私がティーンの時に読みたかったなぁ!今にして読んでしまうと両親のえげつなさとか、四人娘の元気さが気になって集中できない(笑)

2016/11/17

歩月るな

記憶喪失の幽霊に常に焦点化した語りの技術、詐術に満ちた翻訳小説の点を差し引いても難易度は高め、ド安定の浅羽訳(後書きも)の嗜好品。夏休みに背伸びして読むには良さげ。あらすじがネタバレだが、タイトルに繋げられる論理的思考力があれば内容も自ずと掴めるだろう。今風の表現で言えばラヴクラフトが「言い当てた」様に、子どもたちがその存在を目覚めさせた事から始まるが、物語の主眼はそこよりかは、自律へ向かう為の運命からの脱出劇。メルヒェンな絵面は超絶醜悪なので映像化は不味い。サウンドノベル向き。虚構に挑むロジック。崇高。

2018/07/10

にく

4姉妹全員が変人過ぎて共感できず、なかなか進まなかった…。友達も加勢して(巻き込んで?)魔女に立ち向かっていった辺りからは面白く読めました。しかしDWJの書く「両親」は酷いのが多い気がする。

2010/11/23

さつき

再読。久しぶりに読みましたが、やはり面白かったです。突然、実体がなく幽霊になってしまった主人公。自分が誰だかもわからない状態から物語が始まります。4人姉妹のうち、いったい誰が幽霊本人なのか、なかなかわからずにやきもきします。著者の作品には兄弟姉妹が多い大家族がよく登場します。この作品の姉妹もとんでもなくパワフルで常軌を逸していて面白いです。自伝を読むと著者本人の体験も反映されているようで驚いてしまいます。憧れはしますが大家族は実際は大変でしょうね。

2015/12/11

シュエパイ

いったい幽霊は、患者は、私は誰なの?って、途中から終盤まで謎に囚われながら読み進めていました。あぁ、それで彼女は混乱していたんだ!って、なんだかミステリ要素(ゴーストリックみたい!)も含みつつ、楽しいファンタジーでした。悪霊の神々らしく、モニガンが最後に持ってったなぁ・・・。まぁ、あれくらいはいいだろう。4人の未来にさちありますように。

2016/04/28

感想・レビューをもっと見る