KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

不適切な関わりを予防する 教室「安全基地」化計画

不適切な関わりを予防する 教室「安全基地」化計画

不適切な関わりを予防する 教室「安全基地」化計画

作家
川上 康則
武田 信子
村中 直人
荻上チキ
出版社
東洋館出版社
発売日
2023-08-16
ISBN
9784491050850
amazonで購入する Kindle版を購入する

不適切な関わりを予防する 教室「安全基地」化計画 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ムーミン

読んでよかった本です。担任時代を振り返って反省。

2023/08/31

U-Tchallenge

著者の『教室マルトリートメント』を読んでいたので、本作もすぐに手に取った。前作ではややもすると教師の力量不足や至らなさが全面に感じられるものであった。もちろん、著者はそれは個人の課題だけではないことを丁寧に述べられていた。本作は前作で警鐘を鳴らされた「教室マルトリートメント」について、マクロな視点から意味づけを行ってくれているように思った。個人の課題だけではないことは本作を読むとよくわかる。そして、ここから著者が提唱する「教室安全基地化」に向けて歩みを進めることができるように思った。

2023/08/21

家主

4B(2章)村中直人先生は、叱ることに依存することについての本を書いた人。依存は報酬によって起こる。思い通りに子どもが動いたぞ!という思いを報酬にする人は、叱る依存に陥りやすい。子どもの成長を報酬にできる人にならないと。叱るも褒めるも後捌き。前捌きができないと。それには予測力が必要。見聞色の覇気。この状況ではこういうことが起きて、この子が叱られる未来...という未来が見えるようになれば、前捌きで叱る行為に頼らなくても問題を回避できる。見聞色の覇気を鍛える研修も面白そうだ。時間割を見て未来予測をするとか。

2024/01/07

家主

2B (序章)教師の子どもに対する不適切な関わり=教室マルトリートメント。それが続くと、友達のダメなところを教師に報告するような、監視社会化した学級になったり、不登校や登校しぶりにつながったりする。教師の顔色をうかがわないと行動できない子にしてしまう。圧や連帯責任で言うことを聞かせる指導は不適切。毒語で子どもの心に傷を残すのも不適切。毒語についての例示が序章は豊富。質問形式の問い詰めや、見捨てたり脅したりする言い方が毒語。マルトリートメントの対極は良質なコミュニケーション。それが安全基地。

2024/01/07

家主

3B(1章)武田信子先生は、幸福度の高い国など、外国の教育を長年見てきた先生。日本の教育について外国に知らせると、まだそんなことやってるのかと言われるそうだ。50年前のうちの国みたいね。など。日本は国連から再三に渡って指導が入っているのに無視。学力向上は確かに大事だけど、子どもの権利を守ることと両立できたらいいのにね。北欧の国では宿題が法律で禁止。残業と同じだから。いいね。日本でも実現して欲しい。やりすぎ教育反対!子どもの権利条約についても説明。実際よく知らない。試練をわざわざ先生が与える必要ない。

2024/01/07

感想・レビューをもっと見る