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歸國

歸國

歸國

作家
倉本聰
出版社
日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
発売日
2010-07-01
ISBN
9784532167509
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歸國 / 感想・レビュー

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さゆ

シナリオは殆ど読んだ経験がないので比較することができないのだけれど、それでも、これがすぐれたシナリオであることは自明であると思われる。数行読んだだけで、目の前に舞台が広がる。舞台なんです、浮かび上がってくるのは。あとがきに書いてあったが、倉本さんが戦後10年ほど経ってから、たまたま聴いたラジオドラマ「サイパンからきた列車」では、英霊たちは生き残った家族たちの顔もみることができ、日本の復興をみて、自分たちの犠牲が報われたと思えていたんだろうか。今の日本は「国は豊でも、日本人は貧しい」ですよね。確かに。

2011/01/26

すぴん

あれは平成に入った頃だったか… 湾岸戦争が始まったという報道に わが子たちにはこんな絵図は見せたくなかったと ひとりテレビの前で歯噛みしたのを思い出した

2015/03/22

ジュースの素

戦後65年、発展したと皆が思っている日本だが どこかが狂っていると多くを指摘。 本当だ。自殺は減らないし うつ病も増える一方。 進む方向が絶対に間違っている 私もそう思うことが多々。

2014/07/16

ちい

ドラマを拝見し、原作も読みたくなり…購入。沢山の人にしってほしいです。

2011/12/25

yearning for peace

太平洋戦争で家族や恋人を守るため命を賭した英霊たちが現代に蘇り、懐旧と後悔を抱きつつ、彼が望むべくもない現代の様相を目の当たりにして深く慨嘆する様を描いた戯曲。ラジオドラマ『サイパンから来た列車』に触発されてモチーフを借りつつ、今後の日本はどうなってしまうのか、著者が最後の警鐘を鳴らしている。話の流れは非常に取っつきにくいですが、言わんとしていることは胃の腑に落ちていると思います。一度手に入れた浮揚はなかなか萎まないという歯がゆさを感じました。

2010/08/06

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