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老い方、死に方 (PHP新書)

老い方、死に方 (PHP新書)

老い方、死に方 (PHP新書)

作家
養老孟司
出版社
PHP研究所
発売日
2023-08-11
ISBN
9784569855288
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老い方、死に方 (PHP新書) / 感想・レビュー

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rokubrain

養老先生が4人の各分野での識者たちとの対談を通して、この問題の見方や考え方を探っていく内容。対談を通じて、様々な気づきや学びがあった。 リベラルで思想的に「執着」がなさそうな養老先生だからこそ、テーマの本質に迫られていると感じた。 ひと言でいうと、「老いと死」は、自我をなくし、”自然”に溶け込んでいく過程をイメージすると分かりやすいと思った。

2024/03/02

スリカータ

養老孟司先生の対談本。どの対談相手も興味深い内容で引き込まれて読んだ。九相図巻を初めて見たが、若い女性が死んで朽ちるまでを段階的に描いたもので、絵本作家・近藤薫美子さんの「のにっき」の人間版の様。衝撃的で見入ってしまったが、解剖学はこれが日常なのだから、達観するのも当然だ。養老さんが愛猫まるを亡くした話を、阿川佐和子さんが引き出していた。養老先生は泣かないと仰ったけど、寂しさはふとした日常に訪れるもの。おひとりで寂しさと向き合っているのだろう。

2024/01/29

Melody_Nelson

対談相手が全て良い!宗教・哲学、生物学的な視点からの「生と死」、里山資本主義からの「高齢者」、実際に高齢者と過ごした阿川さんの経験など、サラッと読めつつ、なるほどねーと思う。藻谷さんの地方に関するデータや知見がとても面白い。が、個人的には、認知症になったお母様についての阿川さんの話がグッときた。否定しないのは大事なんだな。尊厳は大事。

2023/09/26

Asakura Arata

自分を外に広げていくという、死への向かっての準備は、瞑想箱庭療法の環融体験に似ている。そうか、瞑想箱庭療法は、死への準備の方法として位置付けることもできそうだ。

2023/10/21

ジン

老いること、死ぬことを考えるのは生きることを考えることと同じだと思う。なので定期的に死生観?をテーマにした本が読みたくなる。 資本がカネではないというのが興味深かった。

2024/02/21

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