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なみだあめ<哀愁> 時代小説傑作選 (PHP文芸文庫)

なみだあめ<哀愁> 時代小説傑作選 (PHP文芸文庫)

なみだあめ<哀愁> 時代小説傑作選 (PHP文芸文庫)

作家
宮部みゆき
諸田玲子
志川 節子
梓澤 要
馳月 基矢
高瀬 乃一
細谷正充
出版社
PHP研究所
発売日
2023-11-08
ISBN
9784569903521
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なみだあめ<哀愁> 時代小説傑作選 (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー

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いつでも母さん

細谷さん編のシリーズ今回は〈哀愁〉諸田玲子さん『深情け』は哀愁と言うより女の業を強く感じてここに編んだのはちょいと違和感。それでも面白く読んだが・・

2023/12/05

タイ子

3人の作家さんが初読みだったので楽しめた。有名料亭の主人が隠居したいが跡取りとどうも反りがあわない。迷い子犬とその世話をすることになった女中とのひとときに自分でも気づかないうちに安らぎを覚えていく「雨夜の月」。馬で出かけた隠居暮らしの老武士が途中で出会う浮浪児の女の子。重い病に罹っているのに誰も世話をしない。女児は行方不明になるも、やがて彼女がもたらした人と人の縁に涙の「夏草ヶ原」。なみだというより、ユーモアに近いのが「深情け」これはどう捉えてよいのやら…諸田さんだわ。宮部さんのゴーストものも楽しい。

2023/12/07

ひさか

2023年11月PHP文芸文庫刊。哀愁をテーマにした、6つの時代小説短編アンソロジー。いずれも叙情豊かな話、神童問答と深情けの2編は少し違うのかなとも思うのだが難しい…。野槌の墓は野菊の墓を意識していると細谷さんが書かれているが、ただの語呂合わせじゃないのかと思え、これも難しい…。野槌の墓は、しかし哀しくも心を打つ話であるのは確かです。

2023/12/31

kagetrasama-aoi(葵・橘)

「時代小説傑作選・なみだあめ」女性作家による時代小説選〈哀愁〉がテーマです。六編のうち宮部みゆき氏の一編のみ既読。あとの五人の作家さんはお名前を聞いたこともなかった人もいて、不明を恥じ入るばかりです。梓澤要氏の「夏草ヶ原」涙が零れました。将に “なみだあめ” に相応しい一編でした。「神童問答」はシリーズものの「拙者、妹がおりまして」の中の一編、前から気になっていたシリーズなんですが、賑やかな青春時代小説とわかり是非是非読みたいと思っています。新しい出会いがあるこのアンソロジー、素敵な企画です。

2023/12/13

ぽろん

江戸の人情に触れるアンソロジー。どれもほろりとする中、諸田さんの話は、異質に感じた。宮部さんは、既読だったけれど、何回読んでも面白い。他の作品も、ちょっと襟を立てて読みたい様な筋の通った作品だった。諸田さん以外は笑

2024/02/23

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