江戸に花咲く 時代小説アンソロジー (文春文庫 み 17-61)
江戸に花咲く 時代小説アンソロジー (文春文庫 み 17-61) / 感想・レビュー
いつでも母さん
江戸の三大祭り・・神田・山王・三社祭をモチーフに5名の作家陣のアンソロジーを楽しく読んだ。宮部さんの『三島屋変調百物語』最新作は今回も好かった。
2024/01/22
真理そら
5人の作家による江戸の祭りをテーマにした短編集。宮部みゆき、諸田玲子、西條奈加は安定の楽しさ。高瀬乃一さんは未読の「貸本屋おせん」シリーズ、三本雅彦さんは未読の「運び屋円十郎」シリーズの作者とのことこれらのシリーズも読んでみたい。
2024/02/04
ぽろん
江戸の華(祭)がテーマの競作短編集。まさかの宮部さんの三島屋変調百物語の最新作が〜!凄く得した気分です。もちろん、面白かったです。
2024/01/26
ひさか
オール讀物2023年5月号宮部みゆき氏子冥利、西條奈加祭りぎらい、諸田玲子天下祭、11月号高瀬乃一往来絵巻、書き下ろし三本雅彦関羽の頭頂、の5つの江戸の祭りに関連のあるアンソロジー。三本さん、高瀬さん初読みでしたが、面白い話で、本編も読んでみたくなりました。江戸のお祭りというのは面白い切り口です。宮部さんだけ、ちょっと違う趣きの名作です。
2024/02/19
Tanaka9999
2024年第1刷、文藝春秋の文春文庫。5編。江戸の神田明神、特に祭りを舞台にしたアンソロジー。前半4つは現在の時代小説としてよくあるタイプの話のような気がする。宮部みゆき『氏子冥利』百物語の1編らしい。この1篇だけは祭りが完全に裏の話でしかなく、神田の神の不思議な話となる。西條奈加『祭りぎらい』中盤以降の父親の動きがなんかおかしいような気が。諸田玲子『天下祭』頑固で滑稽に思われかねない主人公とそれをからかうような(意識的にではないが)孫娘。よくある構図ではあるが、それだけに面白みがある。
2024/03/08
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