幕間のモノローグ (PHP文芸文庫)
幕間のモノローグ (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー
シキモリ
大御所俳優でありながら、養成所の講師も務める主人公・南雲草介が探偵役としてドラマや映画の現場で起こる事件の謎を解いていく連作ミステリー短編集。粗筋からイメージした通りの淡白な作風だが、何を物語の軸にしたいのか今ひとつ定まっていない為、全体的にフワフワした仕上がり。各章の語り部となる若手俳優たちのキャラクター造形が恐ろしいほど浅い上に、南雲の過去や秘密が物語に重厚感を全く付与していない。南雲のマネージャー・友寄の立ち位置も実に中途半端。著者の出世作「教場」未読なのだが、本書の読了後だと期待値がだだ下がりだ。
2024/02/23
ドットジェピー
面白かったです
2024/03/03
がっちゃん
久しぶりの小説。現実の話か、作品の話か。地の文での切り替え表現が小説ならでは。面白かった。
2024/02/18
minu tanu
役者は変わり者が多そうですが現実味に乏しい登場人物。どんでん返しの無理くり感が強くてイマイチ。
2024/02/08
感想・レビューをもっと見る