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俺ではない炎上

俺ではない炎上

俺ではない炎上

作家
浅倉秋成
出版社
双葉社
発売日
2022-05-19
ISBN
9784575245196
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俺ではない炎上 / 感想・レビュー

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ちょろこ

抱えたくなる一冊。ごく平凡な日常が突然崩れる出来事。雪だるま式に転がるネット拡散に主人公と共に頭を抱えたくなった。なりすましあざわらっているのは誰?見えない展開に付き纏う恐怖、一刻も早く真相へと心は走り続ける。と、いきなり道がぷっつり消えた。やられた。作者の落とし穴にはまった。頭の回線が繋がるまでまたまた頭抱えた。カチッと無事に全てが繋がった瞬間、称賛で次は本を抱えたくなる見事さを味わう。自分は正しいという絶対主義、相手への勝手な思い込み、立ち止まって周りを見渡す大切さも盛り込み背筋をも正されたミステリ。

2022/06/27

bunmei

前作では大学生の就活を、今回はSNSを介してのサスペンスをテーマにと、若い感性でネットの罠から逃亡者となった男の緊迫感のある心理状況を描いている。また、逃亡者となった男の様な世の上に立つ世代の人と、ネット社会で育った若き世代の人との互いの視点や考え方のギャップを対比して、練り込んでる展開も面白い。SNSで一夜にして殺人犯に仕立てられた男が、逃亡劇繰り広げる中、見えない真犯人への怒りから、立ち向かっていく決意をする。しかし、周囲からの予想もしなかった蔑みにより、真相に辿り着く前に、男は窮地に陥っていく。

2022/06/07

よつば🍀

油断大敵。浅倉マジックにまんまとしてやられた。主人公はネット音痴の50代エリートサラリーマン・山縣泰介。本人と思われるTwitterアカウントから投稿されたのは全く見に覚えのない殺人を仄めかすツイート。ネット民によってあれよあれよと拡散されていく事実無根の情報。SNSの恐ろしさと主人公の逃亡劇、フルスロットルで物語は突き進む。真犯人を推理しながら訪れた後半の種明かし。しばし脳内が混乱。くー、逃亡劇に気を取られミスリードされていた事に全く気付けず。人間の驕りを戒めSNSへの警鐘を鳴らすどんでん返しミステリ。

2022/06/17

ひゃーーー!脱帽。この手のストーリーは何作か読んだことがあるがダントツでこれが面白かった。ある日ネット上で知らない間に自分が殺人犯にされていた。事実無根。なのに笑ってしまうくらい全ての証拠が自分を指している。まさに『俺ではない炎上』。初めて読む作家さんだがとにかく作者の試合巧者ぶりが凄い。文章上手い・展開が半端なく練られている・一瞬混乱を仕掛けておいてからの伏線回収・今時問題のメッセージ性あり。てんこ盛り盛りなのに読後、清々しさすら感じた。最初から最後まで引きこまれ、ほぉーと感嘆。お見事な一作。

2022/06/23

さっこ

面白くて一気に読んだ。突然、女子大生殺害犯に仕立て上げられたサラリーマン。SNSで大炎上し個人情報がどんどん晒されていく。一般人が皆、総警察官になる中、どんどん追い詰められていく過程をハラハラしながら読んだ。そして意外な展開へ。すっかり騙されました。再読必至ですぐに遡って読みなおしました。SNSというツールで正義という大義名分の下で常軌を逸していく人々に恐怖を感じる。今は簡単に一人の人間を犯人に仕立てあげられる世の中でとても怖い。

2022/06/25

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