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愚者が訊く その2

愚者が訊く その2

愚者が訊く その2

作家
倉本聰
林原博光
出版社
双葉社
発売日
2018-01-31
ISBN
9784575313338
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愚者が訊く その2 / 感想・レビュー

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唯誠

いまの社会、人が抱える問題を著者ふたりが問う。「自由・平等・博愛」が民主主義の基本のように唱うが本当だろうか?とも…平等故に皆が平等を求める。皆が美味しいものを食べ、平等に車に乗り、皆が同じものを望み、凄まじい程の資源への需要や環境汚染が起き、なんでも自由にやったら大変な事になる。「自由」とはあくまでもレトリック、詭弁でありそれを人類の普遍的な価値観にした場合…三つの価値観を維持できるだけの資源がこの世界にはないのではと…一人ひとりの夢の実現は、社会全体の悪夢とも化す。戯言ではないものが沢山詰まってます。

2018/07/17

りんごの紅茶

脚本家、倉本聰氏が一流の専門家と日本の未来について、現代人が学ばなければならないこと、日本人はこれから先どのように生き抜いていけばいいのか?などについて対談している。いろいろな意見に別れるかもしれないが、興味深い内容であった。特に日本は食料自給率が39%というかなり低い数値でありまた農業関係者の平均寿命がどんどん上がっていく状況で、これを打破するためには徴農制を取り入れるべきという意見には、極端かもしれないが、若者が農業を学び同時に食べ物の有り難さを考えさせられるいい機会なのではないか?と感じた。

2018/04/30

猿田康二

本書はその1と共に常に自分の横に置いて何かの折に何度も読むべき書である。それほど現代人にとって最も必要な知識というより思想・警告が詰まっていて、本人の生き方を問いただす一冊だ。倉本氏は冒頭で本物の賢者を次のように定義している。物事を零から考えている人。頭でなく体で思想を実践している人、知識でなく知恵で行動をしている人、やっていることを楽しんで、ある種狂気を孕んでいる人。この後9人の方との対談が綴られるが確かに皆ある種の狂気を持った人たちばかりである。それだけに愚者である我々の腹にズシンと堪える内容なのだ。

2018/07/16

ジュースの素

1. に続いて2 を。 ここでもまた同じように人間の根本の問題が提起されてうなづきながら読んだ。 ここでふと思ったのは、このシリーズでは人や地球の事を真摯に考える賢者が招かれているが、次回はその反対側のここで✖️を出されている側の人と対談してはどうかという事。そう言う本もあっていいと思うが。笑

2022/10/06

まっちゃん

現代に於ける諸問題に対して解決の糸口を提示してくれる素晴らしい対談でした。

2020/10/09

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