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グランマの憂鬱(1) (ジュールコミックス)

グランマの憂鬱(1) (ジュールコミックス)

グランマの憂鬱(1) (ジュールコミックス)

作家
高口里純
出版社
双葉社
発売日
2016-08-17
ISBN
9784575336399
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「グランマの憂鬱(1) (ジュールコミックス)」のおすすめレビュー

どんな問題もグランマがいれば大丈夫!おばあちゃんと孫娘が難題を解決する痛快マンガ『グランマの憂鬱』

『グランマの憂鬱』(高口里純/双葉社)

 最近、古来の文献に「最近の若い者はこうだからいけない」という内容が書いてあると知った。いつの世も年を重ねた人は若者との隔たりを感じていたのだろう。

 一方で若者も変わっていない。いつの時代も変わらず「年をとるとこれだからダメだ」と年配の人たちと距離をとろうとしてきた。映画『大人は判ってくれない』は12歳の少年が閉塞感を抱いて日々を過ごすという内容だったが公開されたのは1959年だ。あの少年は今、とっくに「大人」になっている。

 10代のころから私が考えようと意識してきたのは、「年を重ねたからこそ重みの出る言葉があり、深みを増す考えがある」ということだ。自分がおじいちゃん子だったことも影響しているかもしれない。もちろん「どうして大人は私の気持ちをわかってくれないんだろう」と思ったことは何度もある。また、いつか自分が下の世代に「老害」呼ばわりされる日がくることもわかっている。

『グランマの憂鬱』(高口里純/双葉社)を読んだとき、私が大人と子どもの気持ちの隔たりをなくしたいと考えていたことが、痛快な漫画として表現され…

2023/3/16

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 そこで、本稿ではこの春、ドラマ化される話題の原作マンガを6作品紹介。これを機に、ぜひチェックしてみてほしい。

このまとめ記事の目次 ・あなたがしてくれなくても ・かしましめし ・グランマの憂鬱 ・親友は悪女 ・クールドジ男子 ・めんつゆひとり飯

セックスレスに悩むふたりの男女が下した“夫婦の決断”とは?

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2023/4/17

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<続きは本書でお楽しみください>

2023/4/10

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グランマの憂鬱(1) (ジュールコミックス) / 感想・レビュー

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はつばあば

キンドル本ってホントあれやこれやと読ませてくれる(^^♪ 欧州の妖魔を読んでいたかと思うと今度は息抜きにグランマのコミックときた(#^^#)。こういうグランマって私でも憧れますわ。背筋の一本通った・・・あきません本の読み過ぎで猫背に(^^;。毎週マッサージに来てもらっているのですが本を読まないように・・なんて言われたら困るので姿勢には気を遣います( ;∀;)

2020/02/14

まりもん

4歳の孫がふっとグランマに習ったことを言って若者がドキッとさせられたり2人のコンビ感が好き。

2019/06/09

ぐうぐう

前作『紅のメリーポピンズ』に登場した百目木ミキを主人公とした、高口里純の最新作『グランマの憂鬱』。スタイルは『紅の〜』と同じだ。スーパーナニー・双葉に代わり、グランマ・ミキが揉め事を解決する。あとがきで高口里純は、シニア漫画と自虐的に紹介するが、なんのなんの、これが読ませるのだ。長く人生を積み重ねたミキだからこその一喝に、胸がすくと同時に、そこに生きるヒントが込められている。

2016/08/20

kenitirokikuti

kindle unlimited にて3巻まで読む。本作、初期はちょっとミステリー色が強いのだが、その理由は先に連載&完結した『紅のメリーポピンズ』の番外編読み切りとしてスタートしたからのようである▲高口里純せんせと言えば、 『ロンタイBABY』と『花のあすか組!』、自分の年齢・性別だと読者ではないのだが、人気作だったのでタイトルは知っている。ちゃんと読むのはこれが初めてかも。

2022/08/16

ぐりとぐら

とにかく、グランマが公平でかっこいい。恐そうだけど、筋が通ってて、言うことに納得感がある。孫もグランマが大好きだし、子供らしい無邪気さももちつつ、すごく素直で良い子。どうやら、『紅のメリーポピンズ』のスピンオフみたいだけど、単独でも読めた。

2020/10/13

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