グランマの憂鬱(1) (ジュールコミックス)
ジャンル
「グランマの憂鬱(1) (ジュールコミックス)」のおすすめレビュー
どんな問題もグランマがいれば大丈夫!おばあちゃんと孫娘が難題を解決する痛快マンガ『グランマの憂鬱』
『グランマの憂鬱』(高口里純/双葉社)
最近、古来の文献に「最近の若い者はこうだからいけない」という内容が書いてあると知った。いつの世も年を重ねた人は若者との隔たりを感じていたのだろう。
一方で若者も変わっていない。いつの時代も変わらず「年をとるとこれだからダメだ」と年配の人たちと距離をとろうとしてきた。映画『大人は判ってくれない』は12歳の少年が閉塞感を抱いて日々を過ごすという内容だったが公開されたのは1959年だ。あの少年は今、とっくに「大人」になっている。
10代のころから私が考えようと意識してきたのは、「年を重ねたからこそ重みの出る言葉があり、深みを増す考えがある」ということだ。自分がおじいちゃん子だったことも影響しているかもしれない。もちろん「どうして大人は私の気持ちをわかってくれないんだろう」と思ったことは何度もある。また、いつか自分が下の世代に「老害」呼ばわりされる日がくることもわかっている。
『グランマの憂鬱』(高口里純/双葉社)を読んだとき、私が大人と子どもの気持ちの隔たりをなくしたいと考えていたことが、痛快な漫画として表現され…
2023/3/16
全文を読むおすすめレビューをもっと見る
「グランマの憂鬱(1) (ジュールコミックス)」の関連記事
【春ドラマで話題の原作マンガ6選】セックスレスの夫婦、悩みを抱えるアラサーが食事でパワーチャージ。人生につまずきながらも奮闘する姿に共感!
今年の春ドラマは、夫婦生活の悩みを描いたものやギャップ萌え必至のクールなのにドジな男子の日常譚など、バラエティ豊かな作品が目白押し! あの人気コミックが映像化されるのか…と放送前から、心躍らせている人もいるのではないだろうか。
そこで、本稿ではこの春、ドラマ化される話題の原作マンガを6作品紹介。これを機に、ぜひチェックしてみてほしい。
このまとめ記事の目次 ・あなたがしてくれなくても ・かしましめし ・グランマの憂鬱 ・親友は悪女 ・クールドジ男子 ・めんつゆひとり飯
セックスレスに悩むふたりの男女が下した“夫婦の決断”とは?
『あなたがしてくれなくても』(ハルノ晴/双葉社)
セックスレスに悩むふたりの男女がひょんなことから同じ悩みを持っていることを知り、傷を舐め合いながら危ない関係になっていく『あなたがしてくれなくても』(ハルノ晴/双葉社)。女性の視点からもセックスレスの苦しさを訴えた、心に響く作品。ドラマには田中みな実や岩田剛典など、今を時めく俳優陣が出演。セックスだけが足りないという難しい問題に2組の夫婦はもがき、足掻き、苦しみながら、どん…
2023/4/17
全文を読むグランマが喝!! 孫娘の亜子も加わって、凸凹コンビが村の問題をビシッと解決!/グランマの憂鬱④
『グランマの憂鬱』(高口 里純/双葉社)第4回【全4回】
こんなカッコイイおばあちゃん見たことない!! 百目鬼村の女総領・百目鬼ミキは、村でも一目置かれるおばあちゃん。着物姿で煙管をくゆらせ、村で起こるトラブルを次々解決していく。一緒に住み始めた孫娘の亜子も加わって、百目鬼村の凸凹コンビが問題をビシッと一刀両断! グランマの一喝にスッキリすること間違いなし。4月8日(土)スタートのドラマで話題の『グランマの憂鬱』をお届けします。
<続きは本書でお楽しみください>
2023/4/10
全文を読む関連記事をもっと見る
グランマの憂鬱(1) (ジュールコミックス) / 感想・レビュー
はつばあば
キンドル本ってホントあれやこれやと読ませてくれる(^^♪ 欧州の妖魔を読んでいたかと思うと今度は息抜きにグランマのコミックときた(#^^#)。こういうグランマって私でも憧れますわ。背筋の一本通った・・・あきません本の読み過ぎで猫背に(^^;。毎週マッサージに来てもらっているのですが本を読まないように・・なんて言われたら困るので姿勢には気を遣います( ;∀;)
2020/02/14
まりもん
4歳の孫がふっとグランマに習ったことを言って若者がドキッとさせられたり2人のコンビ感が好き。
2019/06/09
ぐうぐう
前作『紅のメリーポピンズ』に登場した百目木ミキを主人公とした、高口里純の最新作『グランマの憂鬱』。スタイルは『紅の〜』と同じだ。スーパーナニー・双葉に代わり、グランマ・ミキが揉め事を解決する。あとがきで高口里純は、シニア漫画と自虐的に紹介するが、なんのなんの、これが読ませるのだ。長く人生を積み重ねたミキだからこその一喝に、胸がすくと同時に、そこに生きるヒントが込められている。
2016/08/20
kenitirokikuti
kindle unlimited にて3巻まで読む。本作、初期はちょっとミステリー色が強いのだが、その理由は先に連載&完結した『紅のメリーポピンズ』の番外編読み切りとしてスタートしたからのようである▲高口里純せんせと言えば、 『ロンタイBABY』と『花のあすか組!』、自分の年齢・性別だと読者ではないのだが、人気作だったのでタイトルは知っている。ちゃんと読むのはこれが初めてかも。
2022/08/16
ぐりとぐら
とにかく、グランマが公平でかっこいい。恐そうだけど、筋が通ってて、言うことに納得感がある。孫もグランマが大好きだし、子供らしい無邪気さももちつつ、すごく素直で良い子。どうやら、『紅のメリーポピンズ』のスピンオフみたいだけど、単独でも読めた。
2020/10/13
感想・レビューをもっと見る