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るり姉 <新装版> (双葉文庫 や 22-04)

るり姉 <新装版> (双葉文庫 や 22-04)

るり姉 <新装版> (双葉文庫 や 22-04)

作家
椰月美智子
出版社
双葉社
発売日
2023-02-15
ISBN
9784575526431
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るり姉 <新装版> (双葉文庫 や 22-04) / 感想・レビュー

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雲母

あぁ〜なんて素敵なお話しなんでしょうぉ〜。椰月美智子作品2作目。この方の作品では子供の気持ちがとても良く表されていて、読んでいて全く違和感がないのです。子供の頃の自分が蘇ります。第一章渋沢三姉妹の長女が日常を語り、るり姉が入院という話しで終わります。そこから季節を遡って姉妹、母、るり姉の夫が語ります。最後は四年後の話。渋沢家はどうなったのか気になる最終章。個性的な渋沢家の面々。どのキャラも良い味出していますが、私的には渋沢母が良かったかなぁ〜😆

2023/10/23

manabukimoto

叔母、妹、恋人。それぞれの視線で語られる自由奔放な「るり姉」。 「るりちゃんちいると、俺は小学五年生になったり、高校二年生になったりするのだ。」p235と恋人が思う。 「るり子は全く自由だ。うらやましくなる反面、気の毒にも思う。自由なるり子は、いつだって窮屈そうだから。」p134と妹が思ったりする。 明るさと裏腹の儚さが第四章まで続き、読みながら吉田修一の不朽の名作「横道世之介」を思い出してしまう。 全肯定が他者に伝播し、幸福に包まれる話。

2024/03/24

LiuliSp

いつも素直で、自分の気持ちにまっすぐなるり姉。るり姉の素直な言葉が、周りの人たちの心をくすぐって、るり姉といると小学生みたいになったり、高校生みたいになったり、色んな気持ちを引き出していくんだろうな。るり姉を通して、みんな自分の色んな気持ちに向き合って、なんでもない日常が幸せだなって気付いていっているような感じ。

2023/04/09

kuro_kuroyon

#読了 三人娘の叔母であるるり姉はいつも自由だ、そして、それだけに窮屈にも見える人物。姉妹3人と夫であるカイカイの日常からるり姉が語られてゆく。4人の物語で有りながら、いつも中心にはるり姉がいる。「普通の日常」これは作品を通して語られるキーワード。普通の日常のありがたさをしみじみ感じさせてくれる作品。

2023/03/08

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