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黙示 (双葉文庫 こ 10-11)

黙示 (双葉文庫 こ 10-11)

黙示 (双葉文庫 こ 10-11)

作家
今野敏
出版社
双葉社
発売日
2023-07-12
ISBN
9784575526752
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「黙示 (双葉文庫 こ 10-11)」のおすすめレビュー

警察小説の名手による萩尾警部補シリーズ第3弾! 4億円の「ソロモンの指輪」を巡る、シリーズ累計33万部突破の最新作『黙示』

『黙示』(今野敏/双葉社)

 ソロモンの指輪とは、イスラエル王国の三代目の王ソロモンが、大天使ミカエルの手を介して神から与えられたもので、この指輪の力によってソロモンはあらゆる動物と言葉をかわすことができ、さらに多くの悪魔を使役したという。もちろん、伝説だ。だがもし、この指輪が実在するとしたら、いったいいくらの値がつくだろう――? 今野敏の最新作『黙示』は、渋谷の高級住宅街に住むIT長者・舘脇の邸宅からこの指輪が盗まれたところから始まる。

 指輪の素材は鉄と真鍮。見た目だけなら、ほとんどの人が興味を惹かれないようなものだ。だが、舘脇はこの指輪を手に入れるために四億を支払った。主人公である刑事の萩尾をはじめ、誰もがばかばかしいと思う。だが、品そのものではなく、その背景に値がつくのが古美術の世界である。もっともあやしいのは、唯一その価値を理解しているキュレーターの音川だが、彼にセキュリティ万全の邸宅に入り込むすべはない。秘書と家政婦なら盗むこともできようが、二人はその価値について無頓着だし、手に入れたところで売り払って利を得る手段もない。もう一人あやしい…

2023/7/26

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黙示 (双葉文庫 こ 10-11) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ちゃも

ハギさんのシリーズは好きなんだけど、これは少しこねくり回し過ぎかなあ…🤔と思った。短編でもいけそうな話なかんじがするし、うーんビミョーだな…と。 結局、キュレーターの彼に振り回されてただけで、落とし所もあっけない。 ソロモンの指輪の話は面白かったけど😁

2023/10/02

座敷童

今回も終わってみれば萩尾の職人技を見せつける結果となった。相棒の秋穂もなかなか鋭い目を持って成長著しい。 三課を引き立てる感じで一課は随分な扱いだったが、やはり三課は職人という言葉がピッタリだと感じさせられた。

2024/02/07

チサエ

サイン本。シリーズ3作目。といっても初めて読みました。特にシリーズものという感覚なく読めてよかった。古代エジプト始め古代文明好きなので、テーマが興味津々でおもしろかったです。ロマンだねえ。

2023/07/27

まいさん

萩尾警部補シリーズ第3弾。渋谷の高級住宅街で窃盗事件が発生。盗まれたのは伝説の「ソロモンの指輪」だという。事件の顛末は意外な方向へ。歴史ミステリの要素を入れられるのは、盗犯捜査のシリーズだからですね。

2023/09/12

コブタ

盗犯捜査の萩尾警部補と部下の武田シリーズ3作目。IT企業社長の自宅から収蔵品のソロモンの指輪が盗まれる。社長は伝説の殺人組織に命を狙われる恐れが有ると言い捜査1課も加わり、更に社長が雇った探偵石神と助手(明智大五郎)も。窃盗専門刑事と捜1と探偵がソロモン伝説に挑むが。今までの萩尾の活躍とは少々異なり、?となる事多々有りだが慣れ親しんだ作者の作品でサクサクと一気読み。

2024/04/17

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