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ちはるさんの娘(4) (アクションコミックス)

ちはるさんの娘(4) (アクションコミックス)

ちはるさんの娘(4) (アクションコミックス)

作家
西炯子
出版社
双葉社
発売日
2020-01-10
ISBN
9784575945669
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「ちはるさんの娘(4) (アクションコミックス)」のおすすめレビュー

実写ドラマ化熱烈希望! 正直でかわいいお母さんと、不器用な娘が織りなす、『娚の一生』西炯子による4コマコメディ【試し読み】

『ちはるさんの娘』(西炯子/双葉社)

 実写ドラマ化してくれないかな……と常々思っているマンガがある。『ちはるさんの娘』(双葉社)だ。著者の西炯子さんは、恋に不器用なアラフォー女性を主人公に作品を描くことが多い。恋に不器用、というよりは、自分の感情をとりあつかうのが下手なのだ。なにごとにも一生懸命心を注いでしまうから、仕事はできるけれど、傷つきやすいから誰かと深く関わることを避けてしまう。“ちはるさんの娘”である、人気ミステリー作家でバツイチのちなつさん(38歳)もそう。ただ、彼女のそばにはいつも、パワフルで自分の心に正直なお母さんのちはるさん(80歳)がいる。

 同作は、西さんにはめずらしい4コママンガ。いろいろ問題を抱えて心をこじらせがちなちなつだけれど、母娘関係を軸に物語は進むから、ほかの作品に比べて、主人公がぐるぐる悩む描写が少ない。それよりも、くすっと笑えるユーモアや、心がぽかぽかあたたかくなる癒しのほうが多めだ。それが、なんだかとてもリアルなのである。現実には、どんなに悩んでいても、仕事はがんばらなきゃいけないし、母のもちこむ厄介事を片づ…

2020/3/14

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ちはるさんの娘(4) (アクションコミックス) / 感想・レビュー

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ぐうぐう

4コマで長編を描くスタイルは、西炯子の発明ではない(ストーリー4コマの代表作と言えば、業田良家の『自虐の詩』がまず思い浮かぶ)。しかし『ちはるさんの娘』は、4コマというテンポの心地よさが物語を支えている点で、新しさを感じる。恋模様の顛末だけではなく、母と娘の絆を主題としているのも。最終巻、大団円の感動は、つまりは4コマというスタイルがもたらせているのだ。スマホで漫画を読む時代に、4コマで長編を描くのは、ひょっとしたら正解かもしれない。

2020/01/24

還暦院erk

全巻コンプリート!ちはるさんが可愛らしいおばあちゃまで大好き。ウェディングドレス作っちゃうような有能な洋裁師だし(カーネーションの小篠さんみたいだね♡)。ラストもほのぼの。でもこの少し前のページに「永遠では無いのだ」という千夏さんのつぶやきがあってドキリとした。親子も夫婦も「それからいつまでも幸せに暮らしました」とはいかないのが現実だけど、西さん描くフィクションの世界では、やはり「いつまでも幸せ」となっていて欲しい…。

2020/03/03

sin

kindle版。作家買い。最終巻にあたり、1巻から再読。梅本君との恋愛模様もずっと気になりながら、ちはるさんとの母娘の関係に笑いながらも、ほろり。何歳になっても母は母なんだよね。看取る話でなくて良かった。

2020/01/26

きあ

ハッピーエンドで良かったです。

2020/01/16

Maosarah

久々に続刊、と思ったら完結!4コマの力でいろんなキャラにくすくすとさせられていたけれど、ほろり、ほんわかとまとまった大団円でした。最初は母を看取る話の予定だったとは…そうならなくて本当によかった。

2020/01/10

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