ヒロシマ(一)歩きだした日 (ヒロシマ 1)
ヒロシマ(一)歩きだした日 (ヒロシマ 1) / 感想・レビュー
takaC
装丁画とのギャップが大きく、内容はなかなかシリアスな物語。
2011/12/25
ともとも
終戦後の昭和24年の広島、そこで生きる親子、家族、そして仲間たち。 戦後の世界の情勢の不安定さを感じながらも、そんな中でも、ただひたすら一生懸命に前を向いて生きている。 戦後を生き抜く大変さ、前向きさや力強さと、健気さ、そして人の心の温かさ、一方で自分も生きていく勇気をもらったかのような感じになりながらも、戦争や核兵器に対する憎悪、恐ろしさを感じつつも、絶対に二度とこんなことが起こってほしくない、起こさないという気持ちがさらに強っていく、そんないろいろなことを感じ、考えさせられた1冊でした。
2016/12/09
はるき
戦後、娘を養うために奮闘する母・靖子。ガチガチの広島弁で当時を振り返るけれど、悲惨な面ではなく前向きに生きようとする市井の人々の姿が心地よい。全国的に不人気な広島弁も全部まとめて愛おしいと思う。ズッコケ三人組の著者の新しい面を見た。
2015/06/26
zanta
31/1/31/2017 原爆から4年、まだ生々しい記憶の残る場所で肩を寄せ合って不安定な日々を切り拓いていく。今風に言うならアラサーだけど、なんとたくましく、しっかり歩んでいくことか。大変な毎日、時代背景。現実にもきっといただろうこういう人達が戦後日本を作り上げたんだな。押し付けがましさはまったくなく、一緒に日々を紡いでいるような気持ちで素直に読める。時代は変わってしまうが、次が楽しみ。
2017/01/31
カープ坊や
《再読》今年の締めくくりは、この『ヒロシマ3部作』と決めておりました。 2013年のマイベスト本です。 原爆投下後から現代に至るまでの親娘3代にわたる話。第一部は 原爆未亡人が1人娘と己斐町の実家にて 駄菓子屋からお好み焼き屋開業に至るお話。 被爆者の苦悩と広島の再建途上の描写が最高です!
2013/12/29
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