今昔ばけもの奇譚 五代目晴明と五代目頼光、百鬼夜行に挑むこと (ポプラ文庫ピュアフル み 6-6)
「今昔ばけもの奇譚 五代目晴明と五代目頼光、百鬼夜行に挑むこと (ポプラ文庫ピュアフル み 6-6)」のおすすめレビュー
安倍晴明と源頼光の子孫コンビが織り成す平安怪異ミステリー。源氏物語の幻の巻の行方やもののけに憑かれた少年の謎を、論理派陰陽師とお人よし武士が解決!
『今昔ばけもの奇譚 五代目晴明と五代目頼光、百鬼夜行に挑むこと』(峰守ひろかず/ポプラ社)
2023年1月4日、ポプラ文庫ピュアフルの話題作『今昔ばけもの奇譚』シリーズ第2弾『今昔ばけもの奇譚 五代目晴明と五代目頼光、百鬼夜行に挑むこと』(峰守ひろかず/ポプラ社)が発売された。“論理派陰陽師×お人よし武士”が織りなす平安怪異ミステリーに、早くも読書家から熱視線が注がれているようだ。
タイトルにある頼光(源頼光)といえば、酒呑童子(しゅてんどうじ)を倒した豪傑として知られる英雄。しかし、その子孫である源頼政は和歌が好き&お人好しでどこか頼りない。シリーズ第1弾となる『今昔ばけもの奇譚 五代目晴明と五代目頼光、宇治にて怪事変事に挑むこと』は、そんな頼政が関白より宇治の警護を命じられるところから物語の幕を開ける。着任早々“橋姫を名乗る女を追っ払ってほしい”と頼まれる頼政。もちろん彼一人ではどうすることもできず、途方に暮れていたところ、かの安倍晴明の子孫・安倍泰親が現れるのだった――。
論理派少年陰陽師こと泰親と、お人好し若武者である頼政がコンビを組み、…
2023/1/15
全文を読むおすすめレビューをもっと見る
今昔ばけもの奇譚 五代目晴明と五代目頼光、百鬼夜行に挑むこと (ポプラ文庫ピュアフル み 6-6) / 感想・レビュー
一五
源頼政 安部泰親 玉藻トリオの平安怪異譚 終わった。「最後の山神」がチト哀しいかも。
2023/02/18
みどり
シリーズ2作目。 ある意味、世相や体制に対する庶民の意見もあるんだろうな~、でも、それ以上に「人がものを楽しむ」ということが大事、と言っている気もする。
2023/01/07
紅羽
シリーズ二巻目らしい。一作目を読んでいない状態でしたが、十分楽しめました。源頼光と安倍晴明の五代目の子孫である頼政と泰親が怪異の謎を解き明かす平安ミステリー。二人の掛け合いがテンポ良く、コミカルな中にも苦味のあるストーリーに引き込まれました。
2023/10/02
あずとも
嬉しい2作目。中でも玉藻も登場したのはかなり嬉しい。有名な人物やエピソード等史実に基づいている話に現代の世相に合わせて読むこともできる。面白かった。続き出るといいな。
2023/01/11
砂ちゃん
1巻だけじゃもったいないと思ってた話の続編が来た! 連作短編集なのでサクサク事件が解決していくのはいいんだけど、メインキャラの恋愛までサクッと進んでたのは、そんな雰囲気だったっけ?と、ちょっと納得いかなかった。それ以外はこの時代だから起きたことを現代的な合理性と、実は不思議もあるというファンタジーを描いていていい。1冊通じて追っていった天狗の事件も、終わり方の苦さも含めて、いい。
2023/01/21
感想・レビューをもっと見る