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ベルセルク 42 (ヤングアニマルコミックス)

ベルセルク 42 (ヤングアニマルコミックス)

ベルセルク 42 (ヤングアニマルコミックス)

作家
三浦建太郎
スタジオ我画
森恒二
出版社
白泉社
発売日
2023-09-29
ISBN
9784592166924
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「ベルセルク 42 (ヤングアニマルコミックス)」のおすすめレビュー

『ベルセルク』最新42巻がついに発売へ…唐突に再会した“厄災”がガッツとキャスカの平穏な日々を打ち砕く――!?

『ベルセルク』42巻(原作:三浦建太郎、マンガ:スタジオ我画、監修:森恒二/白泉社)

 2023年9月29日(金)、全世界累計発行部数6000万部を記録している『ベルセルク』のコミックス最新42巻が発売。新体制となってから初の新刊ということで、大きな注目が集まっているようだ。

 同作は中世ヨーロッパをベースにした「剣と魔法の世界」を舞台に、大剣「ドラゴンころし」を携える主人公・ガッツの“復讐の旅”を描いたダークファンタジー。1989年より『月刊アニマルハウス』で始動し、現在は『ヤングアニマル』で連載中の御長寿作品として知られている。

 アニメ化やゲーム版が展開されるなど幅広い層から愛され続けている一方で、2021年5月6日に原作者・三浦建太郎氏の逝去というショッキングなニュースが報じられた。未完のまま幕を閉じる可能性も危ぶまれたが、生前に最終回までのストーリーを聞かされていた親友で漫画家の森恒二氏による監修と、三浦氏の弟子が所属する「スタジオ我画」の手によって、『ヤングアニマル』2022年13号より連載が再開されている。

 そんな新体制となってから初のコ…

2023/10/11

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『ベルセルク』の監修を務めている漫画家の森恒二先生は、現在「ヤングアニマルZERO」で太古の世界へとタイムスリップしてしまった大学生たちがホモ・サピエンスとともにネアンデルタール人と彼らを支配する謎の集団と戦う『創世のタイガ』を連載中だ。さらに「ヤングアニマル」誌上では不思議な夢を見る青年が許せぬ悪に鉄拳制裁を加えるダークヒーロー叙事詩『D.ダイバー』の連載を2023年から開始した。なぜ3つの作品を同時進行するのか? そして漫画にかける熱い思い、盟友三浦建太郎先生のことについて伺った。

インタビュー〈前編〉はこちら

取材・文=成田全(ナリタタモツ) 撮影=金澤正平

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──連載中の作品についてお伺いします。第2部に入った『創世のタイガ』ですが、今後どんな展開になるのでしょう?

森恒二(以下、森):『創世のタイガ』は人類にまだ“国”という概念がないときに、なぜネアンデルタール人などの旧人類が滅びたのか、もしかしたらホモ・サピエンスと衝突があったんじゃないか、というのを僕の想像で描いた作品です。もしその衝突があったと…

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1989年から連載が始まったダークファンタジーの傑作『ベルセルク』の原作者・三浦建太郎先生が2021年5月、54歳の若さで突然この世を去った。その後、最後にペン入れをしたという第364話が9月発売の「ヤングアニマル」に掲載され、その回までを収めた単行本41巻が同年末に発売された。このまま未完に終わるかと思われたが、「原作・三浦建太郎 漫画・スタジオ我画 監修・森恒二」という布陣によって2022年6月から連載が再開、2023年9月29日に単行本42巻が発売されることとなった。世界中にファンがいる作品に携わることになった経緯や思いについて、三浦先生の高校時代からの盟友である漫画家の森恒二先生に伺った。

取材・文=成田全(ナリタタモツ) 撮影=金澤正平

「何かあったら続きはよろしくな」

──『ベルセルク』連載再開時に出されたリリースには、監修すべきかどうか悩んだとありました。

森恒二(以下、森):三浦不在では『ベルセルク』は不可能ですからね、普通に考えたら。なので、冗談じゃない、本当にやめてくれと思いました。でも三浦が描きたかった最終回を知っている人間が僕…

2023/9/25

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ベルセルク 42 (ヤングアニマルコミックス) / 感想・レビュー

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Die-Go

作者急逝によって、親友の森亘二さんとアシスタント達の手によって続編が描かれた、ブラックファンタジーの傑作。グリフィスが顕れ、せっかく我を取り戻したキャスカを奪われてしまい、ガッツは茫然自失となってしまう。絵は違和感を感じさせない。★★★★☆

2023/09/29

眠る山猫屋

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2023/10/01

こも 零細企業営業

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2023/09/30

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2024/02/04

nnpusnsn1945

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2023/12/23

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