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美内すずえ傑作選 (7) (白泉社文庫)

美内すずえ傑作選 (7) (白泉社文庫)

美内すずえ傑作選 (7) (白泉社文庫)

作家
美内すずえ
出版社
白泉社
発売日
1997-06-01
ISBN
9784592883678
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美内すずえ傑作選 (7) (白泉社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

kagetrasama-aoi(葵・橘)

「美内すずえ傑作選」第七巻。表題作と「人形の墓」「ビクトリアの遺書」の三編が収録。三編ともヒロインは孤児で虐げられている境遇の西洋風ホラーです。表題作は実在のあの血塗れの伯爵夫人を意識した話、引き込まれます。「人形の墓」はホント怖いです。初読時、布団に入って思い出してしまい、眠れなかったこと思い出しました。「ビクトリアの遺書」はちょっと書き足りない印象。でも三編ともに話の運び方が流石だなぁと思います。

2022/02/08

しゅわ

レビュー寄付で一念発起!怒涛の週末読み溜め…番外編。『ガラスの仮面』で有名な美内すずえ先生の初期の傑作選です。『魔女メディア』叔父一家に引き取られたリリーがある古城にやってきて…という中世に実在した魔女の話をもとにしたホラー。『人形の墓』孤児・アナベルをひきとった養母ローズ・リー夫人は心を病み、亡き娘の人形を大切に…という物語。人形の目がトラウマになるレベルのコワサ。『ビクトリアの遺書』無実の罪で火炙りにされたビクトリア伯爵夫人の生まれ変わりナナのお話。かなり荒削りだけど勢いあり。でも結論はそれでいいの?

2014/06/15

陽子

久しぶりの再読。三つの短編作品集。表題「魔女メディア」は主人公リリーが幼少より何度も見る悪夢の古城がデジャヴとして現実に現れる、古城にまつわる恐怖ストーリー。物語の冒頭から読者を引き込んでいく。「人形の墓」は女主人とその亡き娘に可愛がれた人形が、幼女として引き取られた主人公の少女に嫉妬心と殺意を抱く静かなスリラー。昔の作品だが今なお色褪せず、だった。

2018/08/28

いさらこ

再読。昔の美内すずえっぽい、ちょっと不幸のちロマンスくる?みたいなの。3編あるけど、ヒロインは3人とも孤児で親戚の家で肩身が狭かったり、養女としてやってきたり。秘密の花園とか、ポリアンナとかの王道設定なんでしょうか?設定とかはアレですが、ゾクッとする怖さはあるかな。

2014/05/18

Kana

ヨーロッパの話が多いけど違和感なく読めてしまう。発表された時代は今より前だけど時代を感じさせず、夢中で読んでしまった。魔女や人形の話はあり得ないけどもしかしたらと思えてしまう。

2018/04/29

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